【仏検準1級・1級対策】難易度が高い「前置詞問題」の勉強法

2022.06.20

フランス語

仏検準1級と1級の筆記試験で3問目に出題される「前置詞」はかなり難易度が高いです。とはいえ、そこで諦めてしまうわけにはいきません。では、どのような勉強法が効果的なのでしょうか?

そこで今回は、仏検準1級と1級の前置詞問題の対策についてお伝えします。

 

仏検で出される前置詞問題

準1級は、5つの文に当てはまる前置詞を10個の選択肢から選んで解答します。同じ前置詞を2回以上使うことはできません。1級も同様で8個の選択肢から解答します。

選択なので簡単に思えるかもしれませんが、文を読んだだけで適切な前置詞を見つけられる問題はほとんどありません。語彙力が問われているので、覚えていない限りすぐに解答するのは難しいでしょう。

仏検準1級の前置詞問題の配点は筆記試験80点満点中5点(5問×1点)、1級は100点満点中8点(4問×2点)と決して配点が高いわけではありません。しかし1点の差に泣くことのないよう、できるだけ間違いのないようにしておきたいものです。

 

基本の確認は大事

前置詞と聞いただけでも、à、de、en、pour、dans、sur、sous、avec、après、depuis などさまざまなものが浮かんできます。

ですがこれらの基本的な用法をしっかりと理解し、言い回しを覚えているかと問われると、実は曖昧だという方も多いのではないでしょうか。それだけ前置詞の使い方はあまりにも多いのです。

仏検準1級や1級レベルの問題に、前置詞の基本的な用法や言い回しは出てきません。それらを派生させたものが多く、非常に複雑です。

とはいえ、きちんと基本を押さえておくことは大事です。基本を再確認したうえで、準1級・1級の過去問や問題集を何度も繰り返し覚えていきましょう。

 

前置詞対策は長文の勉強をしながら覚える

前置詞を使った言い回しだけを暗記していくのは、多岐にわたりすぎてかなり大変です。

また仏検の準1級・1級の試験においては、長文の設問が4つあり配点の割合も大きいため、長文問題をいかに解くかがとても大切です。そのため、試験対策としては長文問題に十分な時間を割くことをおすすめします。

そしてさまざまな文章が出てくる長文を勉強しながら、文中に登場する前置詞の用法を覚えていくと、理解もしやすくなり効率良く学べるでしょう。

 

一つ一つ積み重ねていこう

仏検は何級であろうと前置詞問題が難しいと言われています。特に準1級と1級は、暗記しようにも用法が多すぎるうえに複雑で、文脈から判断できない問題がほとんどです。

だからといって諦めず、前置詞を使った基本的な言い回しをしっかりと覚え、長文問題などに出てくる用法もチェックしていきましょう。一つ一つ積み重ねていくことが大切です。

アンサンブルフランセでは、仏検準1級以上に対応したレッスンが可能です。分からないところはレッスンで講師に質問して、仏検に向けて準備を整えてくださいね。

執筆:こと

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