映画アメリでフランス語のワンフレーズを学ぼう!【動詞voirの使い方】

2017.05.11

アメリ画像(1)映画で楽しくフランス語のワンフレーズを学びましょう!今回は日本でもヒットしたフランス映画「アメリ」を取り上げます。「アメリ」を見て、フランスに興味を持ったという方も多いのではないでしょうか。第一回目は以下の会話のシーンのワンフレーズから voir の使い方をご紹介します。

 

アメリと同僚の会話でvoirを学ぼう!

アメリはカフェの同僚と常連客との愛のキューピットになり、二人を結びつけようとします。なぜ常連客がいつも同じ席に座るのかを、アメリがタバコ売り場のカウンターで働く同僚に気づかせようとようと企むシーンです。

アメリ : Qu’est ce que vous voyez là ? (あそこに何が見える ?)

同僚 : Ben mon tabac. (タバコ)

アメリ : Il manque rien. (ちゃんと陳列されて、何も欠けてないわね)

同僚 : Ben non. (そうね)

アメリ : Faites un effort. (もっとしっかり考えてみて)

同僚: Ben non, y’a pas, j’vois pas. (何もないわよ、わからない)

アメリ : Bon ben, je vous laisse réflechir. Bonne nuit. (よく考えてみて、おやすみ)

 

動詞voirの使い方1「見る」

公園のカップル動詞 voir はフランス語の日常会話でよく使われ、「見る」という意味があります。

冒頭の会話でアメリが « Qu’est ce que vous voyez ?»(何が見える ?)と同僚に尋ねます。ここの voir は「見る」という意味で使われていますね。では、「見る」という意味で voir はどのように使われ方をするのか一例をご紹介します。

【例】
夜の街を歩いていて、あなたは月が出ていているのを発見します。そこで一緒にいる人に以下のように聞きます。

Tu vois la lune ? (月が見える ?)

 

動詞voirの使い方2「わかる、理解する」

椅子に座る女性また、voir には「わかる、理解する」という意味もあります。アメリとの会話の中で、同僚は« j’vois pas »と話し言葉で答えていますが、正確には « Je ne vois pas. »です。

この« j’vois pas. »« Je ne vois pas. »のフレーズは、どちらかというと「わからない」という意味で使われています。アメリが遠回しに”なぜこの常連客がいつも同じ席に座っているのか”を説明しようとするので、同僚はちょっと怒った風に、「わからない !」と答えているのです。

それでは「わかる、理解する」という意味の voir の使い方をみていきましょう。

【例】
あなたの恋人はもう何週間も会ってもくれず、電話をかけてもそっけない。「別れたいのか?」と聞いても、「違う」という返事がかえってくる始末。途方にくれたあなたは友達に相談します。そしてあなたは一言。

Je ne vois pas trop ce qu’il veut faire. (彼のしたいことがわからない)

 

さいごに

フランス語は一つの単語に複数の意味があるということが多く、その一例が voir です。アメリのような茶目っ気のある voir の使い方をしてみてくださいね。

執筆 北川菜々子
nanako

オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセは、プロの講師によるマンツーマンのスカイプレッスンが1回1500円~受講できます。いつでもどこでも手軽に受講できる利便性と生徒一人一人にカスタマイズされた質の高いレッスンが好評です。→フランス語無料スカイプ体験レッスンはこちら メールマガジンであなたのフランス語学習をサポートする情報をお届けします。フランス語メールレッスン