新連載・ちはるの「いつも心にフランス文学を」

2020.09.17

はじめまして!ちはるです。フランス語の翻訳をしています。

私がフランス語を学ぼうと思ったのは、13歳の時。たまたま手にとった19世紀のフランス詩人、アルチュール ・ランボー( Arthur Rimbaud )の詩に衝撃を受けたことがきっかけでした。理由もわからず涙が溢れ、「これを原書で読みたい!」と強く思ったのです。

そのために、19世紀フランス詩に強い大学に入学し、一からフランス語を学びました。パリにも留学経験があります。そうして、漸くランボーの詩を原書で読むことが出来るようになった時、その美しさに圧倒されると同時に、翻訳する面白さや悦びを知ったのです。

大学院に行こうと思っていたのですが「研究よりも、ただ純粋にもっとフランス文学を味わいたい。」と思い、恩師の勧めもあり卒業後は翻訳学校に通うことにしました。紆余曲折ありましたが、今現在フリーの翻訳家として仕事をしています。

衝撃的な読書体験というものは人生を変え、人を強くしてくれます。まだ日本には紹介されていないフランス文学が数多くあります。その中には、日本の読者を感動させるような本があるかもしれません。

そういった本を訳したい、広めたい。読者のため自分のため、そして文学そのもののために私は翻訳し続けたいと思っています。文学の力を心から信じているのです。

この記事を読んでくださっている方の中には、フランス文学を原書で読みたいと思っている方や翻訳という仕事に興味を持っている方もいるかもしれません。

今後、皆さまにとって役に立つような翻訳のコツおすすめの本などをご紹介していきたいと思っています。

執筆 ちはる

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