今回のテーマは、日本の皆さんもよく耳にする言葉、「マッチョ」です。スペイン語が由来の「macho」は文法的には形容詞。ただし、フランスで使うときはご用心ですよ。
日本とフランスでは意味が違う
日本でも「彼はマッチョだよね」、また数年前からは「ソフトマッチョ」なんて言葉も生まれていますよね。日本人にとって「マッチョ」は「筋肉質で逞しい体つき」という意味で使われますが、果たしてフランスでは??実はまったく違う意味、体型のことですらないんです!
なんと…男性優位主義。漢字ばかりでイメージしづらいかもしれませんが、「女は黙って男の言うこと聞いてろ、口出しするな、家のことは全部女がやって当たり前なんだよ云々…」という古風(?)な男性を指すのです。この恐るべき意味の違いを知らずフランス人の前で、
J’aime les hommes machos♥ など言ってしまえば、
「へ〜変わってるね」と微妙な反応をされます(苦笑)ですので体格がいい男性がタイプだという方は、お気をつけください!
じゃあ、日本で言う「マッチョな体つきの男性」はフランス語でどう言えばいいの?と思われますよね?
「筋骨たくましい」という意味の形容詞を用います、それは…
un homme musclé(ミュスクレ)となります。
C’est exactement un homme comme lui ^^
Oui il est musclé, mais on ne sait pas s’il est macho !
あとがき
他にも「costaud(コスト)頑丈な、たくましい」という形容詞がありますが、この場合は必ずしも筋肉がついているという意味ではありませんので、上手に使い分けましょう★
執筆 Miwa