円安の影響もあり、海外から日本を訪れる旅行客の数は2014年で1,341万人を超え、前年に比べると30%近い増加となっています。お隣の中国や韓国からはもちろん、東南アジアや中東、欧米からの観光客も増えています。観光ルートもかつては東京や京都といった定番コースに集中していましたが、現在では多様化しています。
僕が現在暮らしている大阪府も、外国からの、特に中国や韓国それに東南アジアからの観光客が増えています。都心では以前に比べて外国人を見かけることも格段に増えました。
フランス人の日本観光に同行
いつもはフランスのとっておきな情報をお伝えする「FRANCE 365」。今回は少し趣向を変えて、フランス人観光客がどんなことに興味を持ち、どんな行動をとるのか、そしてどんなことに困ったのかを、数回にわけてお伝えします。
初めて日本を訪れるDominiqueさん
そんな僕の気ままな思いつきに快く協力してくれたのが、僕のパリ在住の頃からの友人、Dominiqueさん(45歳)。
紹介のために無理やりガッツポーズをとってもらいました。
日本を訪れるのが初めてというDominiqueさん。一か月間の滞在で、東京、鎌倉、日光、姫路、広島とめぐり、そして大阪に到着しました。日本に来る前には「街なかの表示が日本語しか書いていないのではないか」、「ちゃんと情報が分かるのか」と心配になったそうです。
彼が興味を持ったものは…
大阪に来る前はどんなものに興味を持ったのでしょうか。彼が撮った写真を見せてもらいましょう。
ガイドブック記載の「必ず見るべき場所」
渋谷の有名なスクランブル交差点ですね。フランスのガイドブックにも「必ず見るべき場所」というふうに紹介されているそうです。それから…
外国人にも人気 とっても気になったコレ
温水洗浄便座。購入はしていませんが、とても気になったそうです。
宇宙船に乗っているような…
今回もっともわくわくし、そして少し心配だったというのがこれ。
そうです。おなじみのカプセルホテル。宇宙船に乗っているようで、とても楽しかったそうです。
次回から高野山へ
そんなDominiqueさんが関西へやってきて、これからどんなことが巻き起こるのでしょうか。
目的地は、世界遺産にもなり開創1,200年で盛り上がる霊峰、高野山。実はここ、日本人観光客よりも外国人観光客の方が多いところです。さらにはフランス人観光客から物凄く人気が高く、フランス人観光客との遭遇率がとても高いのです。
僕たちは他のフランス人に出会うことはできたのでしょうか? はたまた無事に到着することはできたのでしょうか? 次回に続きます。
執筆 Daisuke