今回はヨーロッパ各国の年末年始!についてお話したいと思います!クリスマスといえば恋人、年末年始といえば家族で除夜の鐘を聞く、という過ごし方が日本では主流ですよね?
さて、キリスト教の文化圏では Noël に大家族で集まってプレゼントを交換、年末年始は友人と盛り上がる、という形が主流なんです。
ヨーロッパのクリスマスの過ごし方
カトリックの国々の中でも、クリスマスの過ごし方はいろいろ!
ポーランドのクリスマス
例えば比較的信仰心の厚いポーランドの Lejazk (ラジャイスク)という町では、la veille (イブ) からNoël 当日にかけ、氷点下になることの多い大聖堂の中でミサに出席し、神父さんの教えを受けながらお祈りを捧げます。マイナス20度になる年もあるポーランドでは、マイナス10度台の中で Noël のミサが行われることも少なくないのだとか。そんな寒い中でも、Noël のミサの大聖堂には人がぎっしり!椅子が足りずに立ったまま出席する人々もいました。
年末年始時期にポーランドの家庭で作られるお菓子が、真っ黒なポピーシードがたっぷり入ったロールケーキの makowiec (マコヴィエツ)!健康にもよく、とっても美味しいんです。
また、寒さの厳しい冬には凍ってしまう湖も、とっても幻想的でした。
スペインでは
ところ変わってスペインのバレンシア地方では、寒い Noël でも熱く!!家族と過ごしながらもフラメンコを踊り賑やかに過ごします。踊りに参加しない人もしっかりパルマス(手拍子)で応戦?します。ここで Noël を過ごすと、3ヶ月ほどは現地の音楽が頭から離れません 笑。どんなに寒い冬でも、体の奥底から熱情が湧いてきます!Venga venga !!
スコットランドの大晦日
さて、時期が変わって Réveillon du nouvel an (大晦日、Saint Sylvestreとも言います。)はどうでしょうか?
スコットランドの Edimbourg (エジンバラ)では、毎年8万人が詰めかけ、21時から始まる大通りでのストリートパーティで盛大な花火が打ちあがります。歌い、踊り、カウントダウンをし、新年を迎える際にはもちろん!そう!日本で閉店時間に流れるあの名曲、Auld lang syne をみんなで、知ってる人、知らない人関係なく肩を抱き合い熱唱します。確かにヨーロッパではお正月にあたる3ヶ日がない分、新年があっさりと過ぎる感覚がありますが、こうして新年を迎える瞬間、新しい年への敷居を大勢でまたぐ感覚は、なかなか胸に詰まるものがあります。
あとがき
さあ最後にお待ちかね!フランスの大晦日はどうでしょうか??記事が長くなりましたので、次回に続きます。
執筆 Yuko