21日(火)夜、ベルギーの首都ブリュッセルの中央駅(la gare centrale de Bruxelles)で、爆弾によるものとみられる小規模の爆発がありました。被害者は確認されていません。犯人は警備にあたっていた兵士によって、その場で射殺されています。
目撃者によると、犯人はベルト型の爆弾の様なものを装着していたといい、爆発の直前に「アラー・アクバル(Allahu ackbar、神は偉大なり)」と叫んでいたということです。しかし、検察当局は「容疑者の身元は判明していない」と発表するにとどまっています。
警察は「男は無力化され、状況は管理下にある」と発表し、23時には、ブリュッセル連邦検察局がテロ行為である可能性を示唆しました。現場はブリュッセルの有名な観光地、グランプラス(Grand place)からすぐそばで、事件後、周辺は一時パニックに陥りました。SNCB(ベルギー国鉄)は駅を封鎖しています。
19日(日)にはパリのシャンゼリゼ大通り(Avenue des Champs-Elysées)で車両によるテロが起きたばかりです。ヨーロッパではテロとみられる行為が多発していることから、滞在中、渡航予定のある方は充分に身の安全の確保に努めてください。
【外務省安全ホームページ】(外部サイトへとびます)
トップページ http://www.anzen.mofa.go.jp/
ラマダン月のテロについての注意喚起ページ http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C133.html
緊急時情報提供を受けられるシステム「たびレジ」ページ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
執筆:Daisuke