楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。特に飲み会などではいつの間にか「終電を逃していた!」なんてこともありますよね。日本なら24時間営業のお店や宿泊先を簡単に見つけることができますが、パリだとなかなか難しい。パリで終電を逃した時の解決策を、私の経験からご紹介します。
タクシーを利用する
知らない地区でタクシー乗り場を見つけることは難しいですが、パリでもタクシー会社に電話をすれば迎えに来てくれます。無理して探し回らずに電話をしましょう。
24時間対応で電話、ネット、アプリケーションから予約ができるパリのタクシー会社はこちらです。
「Alpha Taxi」Tel : 01 45 85 85 85
「Taxis Bleus」Tel : 3609 (0.15cts/mn)
「Taxis G7」Tel : 01 47 39 47 39
タクシーの料金は、会社や時間帯によっても違います。クレジットカードが使用できない場合もあるので、乗車する際に現金は持ち合わせておきましょう。パリ市内であれば50ユーロは必要です。
深夜バスを利用する
電話一本で迎えに来てくれて便利なタクシーですが、より安く利用できるのが深夜バス(Noctilien)。パリ市内やパリ-郊外間を、夜中の12時半から午前5時半まで運行しています。深夜バス乗り場はパリ市内の主要駅にあります。
バスの切符は、車内で現金にて購入可能です。Navigo(チャージ式のIC乗車カード)をお持ちの場合、切符を買わずに利用できます。
Velibを利用する
タクシー、夜行バス以外で利用できる交通手段は、パリ市内のいたる所に設置してある自転車レンタル・システム「Velib(ヴェリブ)」。登録料は1日券の場合1.7ユーロで、使用料は最初の30分間は無料。24時間利用可能です。
コツは30分経過する前にVelibステーションを見つけて返却し、新しいVelibに乗り換えることです。そうすれば無料で乗り続けることができます。注意することは、自転車を24時間以内にどこのVelibステーションでもいいので戻すこと。戻さない場合、保証金150ユーロから罰金が引き落とされます。
Velibのステーションマップ、残りの自転車数や自転車置き場の空き数がリアルタイムで分かるサイトはこちら。
交通機関を利用するよりも…
タクシーやバスで帰宅するのも一つの手段ですが、夜中にパリ市内を歩くのは危険を伴うこともあります。ホテルか友人宅に宿泊させてもらい、翌朝の始発で帰ることをお勧めします。
執筆 Mari