激しい風刺で知られる週刊誌、カナール・アンシェネ(Le Canard enchaîné)は8日(水)発売の同誌で、共和党の次期大統領候補フランソワ・フィヨン(François Fillon)氏の妻、ぺネロプ(Penelope)夫人が、国民議会(l’Assemblée nationale)の退職金として45,000ユーロ(約540万円 / 1ユーロ:119円計算)を受け取っていると報じました。
カナール・アンシェネ誌はこれまでに、ぺネロプ夫人が総額で90万ユーロ(約1億1000万円)を超える金額を勤務実態のない議員秘書として不正に受け取っていた、と報じています。フィヨン氏の弁護士は、今回の架空の勤務疑惑に関する捜査に対して「不正」が働かれている、と述べています。
フィヨン氏は今回の報道に対し、「誤り」であり「虚偽の報道」だと述べています。
今回のぺネロプ夫人の金銭スキャンダルが、今後フィヨン氏の支持率に大きく影響するのは避けられないものと見られています。
執筆:Daisuke