フランス旅行情報、楽しく役立つフランス語学習情報を毎日更新中

注意点は? 「vouloir」を使った日常会話あれこれ

2017.10.17.

「vouloir」を使った表現

日本の漫画はフランスでも大人気です。書店には日本の漫画のフランス語翻訳版がぎっしりで、テレビをつければ日本アニメの吹き替え版がたくさん。フランスでは漫画は読書のひとつと考えられているようで、街の図書館でも学校の図書室でも、多くの子供や若者たちに楽しまれています。

中でも人気は、尾田栄一郎さんによる「ONE PIECE」。海賊王になる夢を持つルフィーが、仲間とともに冒険を繰り広げる物語です。先週、子供が図書館から借りてきた第41巻をパラパラとめくってみました。

その中で、仲間を危険な目に遭わせるわけにはいかないと自ら捕らわれの身になったロビンに対し、ルフィーはこう呼びかけます。「Je veux t’entendre dire…que tu veux vivre !!!」(意訳「お前の口から聞きたい。生きたいって言え」)。ロビンの心に様々な思いが交差し、そして泣きじゃくりながらこう叫びます。「Je veux vivre !!!」(生きたい)。「ONE PIECE」の名場面のひとつです。

この会話で使われている「veux」すなわち「vouloir」は「~したい」という欲求を表します。簡単で便利な単語ですが、少々気をつけなければいけない言葉でもあります。今回はこの「vouloir」が、日常会話でどのように使われているのか確認していきましょう。

 

~したい

何かが欲しい、また何かを望む感情を表すのが「vouloir」。後ろに名詞や動詞が続きます。現在形「Je veux ~ .」は、欲求をはっきりと伝える直接的な表現です。たとえば「Je veux perdre du poids.」(痩せたい)や「Je ne veux pas aller travailler.」(仕事に行きたくない)など、自分の意思を表すときに使います。

「vouloir」を使った表現

小さな子供が母親に向かって「Je veux des bonbons.」(飴ちょうだい)と言っている姿を目にすることがありますが、誰かを相手に「Je veux ~ .」という時は少し注意が必要です。「Je veux ~ .」には、相手の都合や意思などをあまり考えずに自分の強い願望を前面に押し出す響きがあるのです。ですから子供っぽく駄々をこねているようだったり、時には命令されているような印象を与えてしまったりすることもあるのです。

冒頭の「ONE PIECE」のセリフに出てきた「Je veux ~ .」はまさに「生きたいと言え!」という命令であり、そして「生きたい!」という強い願望を表している例となります。

丁寧な表現の Je voudrais ~ .

日常で「~が欲しい」や「~したい」と言いたいときには、条件法の「Je voudrais ~ .」を使いましょう。条件法を使うことで語気が緩和され、断定的な口調から丁寧な表現へ変わります。

同様に、半過去「Je voulais ~ .」でも丁寧な印象を与えることができます。条件法よりも使用頻度は低いですが、現在のことを過去の出来事のように表現することで語調が緩和されます。

Je voudrais un café s’il vous plaît. (コーヒーをお願いします)
Je voudrais vous inviter chez moi ce weekend. (今週末、あなたを我が家に招待したいのですが)
Je voulais vous demander de confirmer ma réservation. (予約の確認をお願いしたいのですが)

 

~しませんか

Vous voulez venir avec nous ?」は、直訳すれば「あなたは私たちと一緒に来たいですか?」。相手の意思を問う質問ですが、「もしも来たいのなら一緒に来ませんか?」という勧誘の意味になります。

Tu veux qu’on aille au cinéma ? (映画を見に行かない?)

「vouloir」の後ろに「que」を続ける場合は、動詞は接続法となります。「aille」は「va (aller)」の接続法。直接法で誘うときには「On va au cinéma ?」。また否定形を使って「Tu veux pas aller au cinéma ?」という言い方もできます。

「vouloir」を使った表現

 

どういう意味? Qu’est-ce-que ça veut dire ?

どういう意味ですか?」と聞くときには「Qu’est-ce-que ça veut dire ?」。知らない単語や表現に出会ったときや物の名前を尋ねるときだけでなく、日常生活でもよく耳にするフレーズです。

会話では「que」を後ろに置いた「Ça veut dire quoi ?」が一般的で、相手の話に対して「つまり何が言いたいの?」と尋ねることができます。

また「ça」を「te」に変えて「Tu veux dire quoi ?」と言えば、「ちょっと、それどういう意味?」と、聞き捨てならないことを耳にして問いただすときなどにも使えます。

 

フランス語ならではの表現も

次回も引き続き、日常生活で使われる「vouloir」の表現をお伝えします。日本語にはないフランス語ならではの表現も取り上げますので、お楽しみに。

sawa
執筆 SAWA

オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセは、
プロの講師によるマンツーマンのスカイプレッスンが
1回1500円~受講できます。
いつでもどこでも手軽に受講できる利便性と
生徒一人一人にカスタマイズされた質の高いレッスンが好評です。

→フランス語無料スカイプ体験レッスンはこちら

メールマガジンであなたのフランス語学習をサポートする情報をお届けします。

フランス語メールレッスン

コラム

  • ツーリズム
  • 連載コラム
  • 食文化
  • カルチャー
  • 社会ニュース
  • 留学・教育
  • フランス語学習

こんな記事も

woman child outdoor

Daisukeのフランス語「会話術」5 重要なことだけシンプルに!

Daisukeの「フランスどんなとこ?」 2016.03.08.
P7212136

パリの日本人ショコラティエが活躍する「Mitsuha」

Saoriの「エキゾチックパリ」 2016.08.31.
もっと見る

オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセ

ソーシャル

注目のキーワード

France365
  • フランス語学習
  • 留学・教育
  • 試験
  • 社会ニュース
  • ツーリズム
  • カルチャー
  • 食文化
  • 生活
  • 連載コラム
  • ライター紹介