2026年の夏、旅行や留学、出張などでフランス滞在を控え、現地の猛暑などの情報が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、猛暑への対策とフランス滞在を楽しむためのヒントをお届けします。
日本とは違う!フランスの夏の特徴
日本でも連日報道されていましたが、今年のフランスは、6月から例年より気温が高く、全国的に類を見ないほどの猛暑となりました。暑さには慣れている私たち日本人ですが、どんな風にフランスが暑いのかが分かると事前に対策も取りやすいです。
フランスの夏、知っておきたい4つのポイント
①長い1日: 日の出は6時頃、日の入りは22時頃。天気の良い日は、約16時間も太陽が照り続けるため、日本よりも日中がとても長く感じられます。
②カラッとした気候:湿度は40%前後と低く、日本のようなジメジメした蒸し暑さはありません。その一方で、空気はかなり乾燥しているため、肌や喉の乾燥対策も忘れずに。
③日陰は意外と快適:日差しは非常に強いですが、湿度が低いため、日陰に入るだけでもとても涼しく感じることがあります。観光中は、日陰を上手に利用しながら休憩すると快適に過ごせます。
④冷房普及率の低さ: エアコンが設置されている場所は日本ほど多くありません。また、設置されていても、日本の「弱冷房」程度の涼しさと感じることが多いです。
熱中症にならないよう、サングラス、帽子、こまめな水分補給、日焼け止め、そして肌を守るための保湿クリームを準備して、夏の太陽と上手に付き合いましょう。
日本から持参したい、滞在中にあると安心できるもの3選
慣れないフランスの暑さで体調を崩してしまわない様に、また体調を崩してしまった場合のために、しっかりと事前に対策をしておくことが大切です。
1、塩飴 (熱中症・塩分補給に)
フランスでは日本ほど熱中症対策のタブレットや塩飴が充実していません。カラッとしている分、自覚がないまま水分や塩分が失われがちです。水だけでなく、塩分も手軽に補給できるよう、塩飴などを持ち歩くと便利です。
2、日傘 (自分で日陰を作る)
フランスでは日傘を差す習慣はあまりありませんが、近年の猛暑により利用する人が少しずつ増えています。帽子や日傘、扇子、ハンディファンなどを活用し、暑さ対策を心がけましょう。特に日傘は、首や背中まで広く日差しを遮ることができるのでおすすめです。
3、日本の常備薬 (万が一のお守り代わりに)
暑さの中での移動や飲みなれない硬水で体調が思わしくない時、フランス語で症状を説明したり、フランスの医薬品を服用するのに不安がある方もいいらっしゃると思います。使い慣れた日本の薬があれば、余計なストレスを減らして安心して旅を続けられます。
※医療用医薬品(病院で処方された薬)を持参する場合は、念のため英文の処方箋や薬剤証明書を一緒に携帯することをおすすめします。
滞在中にしっかり疲れをとる宿泊先選びを
暑い夏の滞在では、外資系のホテルや大手のホテルなどは冷房が完備されていることが多いですが、ホテルを選ぶ際には、公式HPや予約サイトなどで冷房設備があるかを確認されることをお勧めします。
貸アパートは、通常の気温であれば問題ないのですが、猛暑に対応できる冷房設備は期待できないでしょう。扇風機がある場合でも、冷房の効いた部屋の快適さを知っている私たちには物足りないかもしれません。
暑さによる睡眠不足をさけるためにも、しっかりと休息できる宿泊先を選びましょう。
フランス 夏の楽しみ方3選
フランス滞在の楽しみ方は、多岐にわたります。気軽にできるものを紹介します。
1、みずみずしくて甘いフルーツを味わう
暑い夏は大変なことばかりではありません!夏は完熟のおいしいフルーツが手軽に味わえる最高のシーズンです。マルシェやスーパー、八百屋には、白桃、チェリー、プラム、スイカ、メロン、フランボワーズ、ブルーベリーなどが驚くほど手頃な値段で並びます。
私のおすすめは、薄い黄緑色をしたプラム「Reine-Claude(レーヌ・クロード)」。小ぶりなのでサッと洗ってそのままガブリと食べられます。手もベタつきにくく、甘みが強くて身も引き締まっていて、いくらでも食べられるおいしさです!

2、爽やかな朝のパン屋散策
猛暑のフランスでも、午前中は涼しい風が吹き、驚くほど爽やかです。朝目が覚めたら、ささっと身支度をして外に出てみましょう。7時台は多くのお店が閉まっていますが、パン屋ならすでにオープンしています。フランスで美味しいパンとの出会いを楽しみにしている方は朝に行動するのがおすすめです!人気のパン屋は、昼近くにいくと欲しいパンが売り切れになっている場合があるので、朝に買いにいきましょう。
お店に入ったら、店員さんを見て元気よくBonjour !と言ってみましょう。勇気があれば、店員さんや他のお客さんに、Oh là là, qu’est-ce qu’il fait chaud actuellement ! (あー、最近、なんて暑いんでしょう!)と暑いことをネタにして現地の人と会話を楽しむのもいいですね。
たとえフランス語に自信がなくても地元の人たちの会話を耳にするだけで、フランスの日常に溶け込んだ気分を味わえます。
ただし、他のお客さんにつられて大量に買うのはおすすめしません。空気が乾燥しているため、食べきれずに置いておくと水分が抜けてパサパサになってしまいます。そのとき食べる分だけを買いましょう。朝の爽やかな空気の中、焼きたてのクロワッサンを一口かじれば、パリッとした食感とバターの濃厚な風味に、「フランスに来て良かった!」と感じられるのではないでしょうか。
もちろんお店を出る時は、Merci, au revoir !も忘れずに。

3、22時まで明るい夜の時間を贅沢に活用
日本にはないサマータイム制度。時計を1時間早めていることと、とりわけ緯度の高いパリでは22時近くまで昼間のように明るい空に、最初は誰もがびっくりするかもしれません。
フランスの人々は、仕事終わりにカフェのテラス席で友人とおしゃべりを楽しんだり、公園でジョギングをしたりと、まるで「1日におまけの時間が増えた」かのように、それぞれの夕暮れ時をゆったりと満喫しています。
1日の終わりに、ただベンチに座って景色を眺めるだけでも、フランスらしい贅沢な時間の流れを感じることができますよ。
まとめ
フランスの猛暑は楽観視はできない状況ですが、工夫次第では快適に過ごすこともできます。今回紹介した滞在を楽しくするヒントは、実践しやすい簡単なものを選びました。気になるものがあったら取り入れてみてくださいね。
執筆 YUKO












