2月、パリで最高気温が20度超え

2019.02.28

快晴

2月27日(水)、パリ周辺で最高気温20.9度を記録したと「メテオ・フランス(Météo France)」がツイッター上で発表しました。

 

1960年以来の暖冬

ヨーロッパ大陸では、南西部に位置する地中海沿岸の街、エウス(Eus)で1960年に20.2度が観測されています。

ちなみに、今年2月27日のエウスでは27.7度が観測され、例年の7月から8月並みの暖かさとなりました。

1960年は、フェーン現象による高温

1960年の高温は「フェーン現象(effet de foehn)」によるものと考えられており、今回の記録と比較した分析が行われています。

フェーン現象とは、暖かい気流が山脈で遮られることで発生する高温現象のことです。フランスでは、スペインとの国境にあるピレネー山脈(les Pyrénées)がモロッコ等から上昇してくる温暖な空気を遮るため、山麓の地域では以上な高温になるのです。

 

今年の高温の原因は何か

では今回、観測された異常ともいえる高温現象の原因は何でしょうか?

27日にはパリだけでなく、ロンドン(Londres)でも21.2度が観測されるなど、今年の冬は西ヨーロッパでの記録的な暖かさが目立ちます。

高温の原因について、これは温暖化現象(réchauffement climatique)の一部だと主張する専門家もいます。

異常気象の原因は様々で一概に気候変動が原因とはいえませんが、記録的な暖冬は環境保護について考え直すきっかけになりそうです。

執筆あお

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