不法移民200人あまり、身分の正当化を求めてコメディ・フランスセーズになだれ込む

2018.12.17
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16日(日)21時頃、 演劇が上演されていたパリ1区のパレ・ロワイヤル(Palais-Royal)に建つ、国立劇場コメディ・フランセーズ(la Comédie-Française/別名:テアトル・フランセ Théâtre-Français)に、フランス滞在に必要である公式な書類を持たない不法移民たちおよそ200名が、自らの身分の正当化を求めてなだれ込む事件が起こりました。

 

主にサハラ以南からの移民

突入を試みたのは主にサハラ以南の国々からの移民

最初に突入を試みたのは少数のグループで、劇場の中に入ろうとしたところを警備員に阻止されました。

しかしその後、200名を超えるアフリカ系移民たちが集結し、再び劇場への突入を試みたため、駆けつけた警察官らが催涙ガスなどで応戦し、一団は取り押さえられました。

集まったのは、主にサハラ砂漠より南の国々からの移民とみられています。

突入の目的は

劇場へ入ろうとしたのは、俳優であり劇場責任者のエリック・リュフ(Éric Ruf)氏に対して、クリストフ・カスタネ―ル(Christophe Castaner)内務大臣との面談を取り付けるように求め、カスタネ―ル内務大臣と直接彼らの身分を正当化する議論を要求することが目的でした。

ファンファーレが我々と共にある!!
全ての者への滞在許可証交付を要求するために、コメディ・フランセーズの前に集まれ!

当時劇場では

当時、劇場ではヴィクトル・ユーゴ(Victor Hugo)の戯(ギ)曲「ルクレツィア・ボルジア(Lucrèce Borgia)」が上演されていて、一団はこの上演を中止に追い込もうとしていましたが、無事に最後まで上演されました。

 

二つの移民支援団体が計画

今回のこの行動には、移民を支援する団体「La Chapelle debout(ラ・シャペルよ立ち上がれ)」と「sans-papiers 75(不法移民75/75はパリの郵便番号の意)」によって計画され、実施されました。

現地で配布されたビラには「我々が探しに来たのは劇作家ではなく、我々を追放するように命令を下した奴らによって直接選ばれた劇場の責任者だ」や「私はここに(身分を)正当化するためにいる」と書かれていました。

2011年にマリ(Mali)からやってきて、不法就労している男性は、「もううんざりだ。私はここに正当化するために来た。私は滞在許可証が欲しい。そして、寝る場所とくつろげる場所が欲しい」と述べました。

現在彼は、橋のしたのテントなどで生活しているとのことです。

解決の糸口が見いだせない移民問題ですが、はたしてすべての人にとって幸せな解決法は見つかるのでしょうか。

執筆:Daisuke

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