今回は、南フランスのガール県の県庁所在地でもあるNîmesをご紹介します。「フランスの中のローマ」と呼ばれるニームは、古代闘技場やメゾン・カレのようなローマ遺跡も有名です。また、古くから織物の街として、ジーンズ素材のデニムの名前の由来にもなっています。
ニームへの行き方と所要時間は?
こちらは駅前にある並木通り Avenue Feuchèresです。ちなみにde Nîmes(ニームの)が英語で”デニム”に変化して、デニムになったそうです。
ニームへの行き方と所要時間は下記の通りです。
- パリ・リヨン駅からTGVで約3時間
- マルセイユからTERで約1時間20分
- アヴィニョン・サントル駅からTERで約30分
- アルル駅からはTERで25分程
古代闘技場
駅前にある並木通り Avenue Feuchèresを10分程歩くとシャルル・ド・ゴール広場に突き当たり、この広場を横切ると左側にどか~んと闘技場が現れます。世界に現存するローマ闘技場の中では中程度の大きさですが、保存状態の良さでは世界一の闘技場です。1853年から行われ始めた闘牛も重要なイベントのひとつとして有名ですが、その他には、オペラやコンサートなどの様々な催しも行われています。
営業時間と料金
(イベントのある日はお休みで、入場は閉館の30分前までです)
6月:9:00~19:00
7・8月:9:00~20:00
4・5・9月:9:00~18:00
3・10月:9:00~18:00
11~2月:9:30~17:00
料金:8.50ユーロ
闘技場を見た後は、闘技場から北に延びる通り Boulevard Victor Hugo(ヴィクトル・ユーゴ大通り)を進み、10分程でローマ神殿のメゾン・カレへ到着します。
ローマ神殿のメゾン・カレ
カエサルのふたりの孫に捧げられた、紀元前5世紀頃に建てらてた神殿です。
営業時間と料金
(入場は閉館の30分前までです)
6月:10:00~19:00
7・8月:10:00~20:00
4・5・9月:10:00~18:30
3・10月:10:00~18:00
11~2月:10:00~13:00、14:00~16:30
料金:4.80ユーロ
フォンテーヌ庭園 Jardins de la Fontaine
カヴァリエの丘の麓にある庭園。18世紀につくられたヨーロッパで最初の公園の一つで、ニーム駅から徒歩約30分程の場所にあります。
マーニュ塔 La Tour Magne
カヴァリエの丘をのぼりきったところにある塔。残念ながら私はここへは行けませんでしたが、丘を登って塔にも上ると、ニームの街並みや周辺の素晴らしい景色が見れるそうです!!
営業時間と料金
(入場は閉館の30分前までです)
6月:9:00~19:00
7・8月:9:00~20:00
4・5月:9:30~18:30
3・9・10月:9:30~13:00、14:00~18:00
11~2月:9:30~13:00、14:00~16:30
料金:3ユーロ
※ メゾン・カレ、古代闘技場、マーニュ塔との共通チケット(3日間有効)11ユーロもあります。
世界遺産ポン・デュ・ガールへ行く方法
ニームを拠点にプロヴァンス地方の散策をするのもお勧めです。ニーム近郊にある、世界遺産で有名なポン・デュ・ガールに行くバスは(本数は少ないです)ニーム駅裏の長距離バスターミナルから出ていて、45分程で行けますよ。ニームの詳しいことは、こちらをご覧ください⇒ニーム観光局のサイト
次回は、ニームのマルシェをご紹介します。
執筆 ふう