今日はフランスの代名詞ともいえるワインについて。
ワインの国フランスには、oenologie (エノロジー)と呼ばれる「ワイン醸造学」が存在します。これはワインの作り方から、飲み方、保存方法まで広くカバーする学問です。発音の仕方は正しくは「エノロジー」ですが、多くのフランス人はそのスペルに惑わされて「エゥノロジー」と発音します。
学問であるからには、学校も存在します。そのうち二つをご紹介しましょう。
レコール・デュ・ヴァン
L’école du vin(レコール・デュ・ヴァン)は、パリ、リール、リヨン、香港で講座を開くワイン学校。様々なテーマに沿った講座を提供しています。
たとえば、L’art de la dégustation(試飲講座)は2時間のコースで、一人69ユーロ。5種類のワインの試飲ができます。
そのほか、「ボルドー」「ブルゴーニュ」「シャンパーニュ」「ロワール」など地方別の講座、また「チーズとワイン」講座もあり、それぞれ2時間~2時間半。いずれも5種のワインまたはシャンパンの試飲ができます。一人69ユーロ。
もっと極めたい人には一日コースや、グラン・クリュと呼ばれる特級ワインの講座もお薦めです。
プロ・デギュスタシオン
フランスの他の地方にも支部を持っているのは、Pro Dégustation(プロ・デギュスタシオン)。パリ、リール、リヨンのほか、レンヌ、ナント、ボルドー、トゥールーズ、マルセイユ、モンペリエ、メス、ストラスブール、ディジョン、ニース、カンヌでも講座が受けられます。
「ワイン基本の基本」講座は2時間コース。地方別ワインの講座や赤ワイン限定講座、ロゼ限定講座、ぶどう品種についての講座など、ヴァリエーションに富んだ2時間コースはどれも59.90ユーロから。もう少し掘り下げて学びたい人には、4時間から、2日がかりのコースまで提供しています。
あとがき
いずれもインターネットで予約可能です。ワイン学講座受講を目標にすれば、フランス語習得が更に進むかもしれませんね。
執筆:ゆき