前回、フランスと日本では運転テクニックや法定速度に大きな違いがあり、文化の違いは車の乗り方一つにも関わってくることをご説明しました。今回はフランスと日本における道路交通法のマナーを比較してご紹介します。
フランス人が運転上手な理由
フランスと日本を行き来し、かれこれ8年になります。両国の文化の違いには、いまだに新しい発見と驚きの連続です。そして世界中の人と交流を深めていくにつれ、日本文化の素晴らしさを再確認しています。
クルマ・モータースポーツ発祥の国、フランスでは日本よりクルマの運転に対する意識や技術は、若干上回っていると感じます。日本人がフランス人と同じような運転をしようと思っても、歴史的背景や道路交通法が違いすぎるので、到底同じようにはなりません。
フランスと日本 道路交通法マナーがいいのは?
道路交通法のマナーは、日本人ドライバーの方が良いのではないでしょうか。「日本人がフランス人より上回っている!」と感じることの1つに「歩行者のマナー」があります。
歩行者信号は何のため?
フランスでは歩行者が歩行者信号を守らないことが非常に多いのです。交通量の多い危険な場所は例外ですが、普通の2~4車線の道路だと、歩行者信号が赤でも平気で信号無視していきます。警察が近くにいても特に注意しない様子。日本ではありえない光景ですね。
クルマに自分がぶつからないと判断すれば、ひょいひょいと自動車の間をすり抜けて渡っていきます。最初この光景を見たときは開いた口がふさがりませんでした。歩行者信号は何のために設置されているの!?赤信号でおとなしく待っている人なんてどこにもいない。日本の歩行者のマナーは世界に誇れるレベルと言っても過言はないでしょう。
最後に
道路交通法マナーにも文化の違いは大きく出るものなんですね。事故予防のためにも、みなさんは引き続き道路交通法マナーをキープしてくださいね。
執筆 Miki