外国語を勉強していると、まれに素晴らしい外国語の達人を目にしてため息をつくことがありますよね。私にも「外国語の達人」といえるほどの語学力を持つ友人がいます。
以前、その友人と一緒にフランス北東部を旅したことがありました。そして旅の道中で、友人が外国語の達人になった理由がわかったような気がしたのです。ここでは2回に分けて、外国語の達人から学んだ「会話力を伸ばすために大事なこと」についてお話します。
会話力を伸ばすために大事なことは?
友人は英語、スペイン語を筆頭に数カ国語を操る「外国語の達人」ですが、フランス語はほとんどできませんでした。ところがフランス滞在3日目にもなると多少のフランス語を話すようになっていたのです!
何を話しているのかよく聞いてみると… “ Parlez-vous anglais ? “ とか、冗談で“ Je parle français parfaitement. ” とか言っているのです。町の人たちと、なんとなくフランス語で会話しているではありませんか!さすが外国語の達人です。
何年もコツコツとフランス語を勉強してきた我が身が、正直悲しくもなりました。しかし、落ち込んでばかりはいられません。友人はいわゆる語学の「天才」に近い希少な人です。そして、天才から我々凡人が学べるエッセンスが多少なりともあるように感じました。
会話力を伸ばすために大事なことは、まずは何よりも「話すことを恐れてはいけない」ということです。
会話力アップにはコミュニケーションが肝心
フランス滞在中、友人は基本的には英語で話していました。道中にはトラブルもあり、苦情を英語でガンガンと訴えていてとにかくコミュニケーションを取ろうとする気持ちが根底にあります。
語学を学ぶ上で大切なことを教えられた気がしました。でも、言葉が十分に通じないことは、友人なりにストレスを感じていたようです。やはり、フランス語で書いてあるものを読むとか、要件を伝えるときは私の出番となり名誉回復できましたよ。
最後に
友人の「あまり慣れない外国語でも話すことを恐れない」という行動力は見習わないといけないと感じました。その後、友人の希望でフランスから少し足を伸ばし、私も行ってみたかったチェコのプラハへ2日間ほど行くことになりました。実は、友人はチェコ語もかなり話すことができるのです。
言葉の十分に通じないフランスでもガンガン話してコミュニケーションを取っていた友人が、ひとたび言葉の通じる国に行くとなると…想像がつきますよね?旅の続きは、次回にお話します。
執筆 Akiyo