パリ滞在中に、少し足を延ばして日帰り旅行を楽しみたいなら、ランスはいかがでしょう。高速鉄道を使えば、パリからわずか45分ほどで到着する、歴史・建築・グルメを堪能できる街です。フランス王の戴冠式が行われた大聖堂や、シャンパーニュならではの食文化など、見どころ満載。本記事では、パリからランスへのアクセス方法・観光スポット・グルメ・日帰りモデルプランなどを分かりやすく紹介します。
ランス(Reims)とは
ランスはフランス北東部、グラン・テスト(Grand Est)地域圏に位置する歴史都市です。歴史ある街の中でも特に有名なのはノートルダム大聖堂で、かつてフランス王の戴冠式が行われた場所として知られています。
グラン・テスト地域圏:
フランス北東部に位置し、かつてのアルザス地域圏、シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏、ロレーヌ地域圏が2016年に統合されてできた地域圏。主な都市として、ストラスブール、ランス、メス、ミュールーズ、コルマールなどがあります。
また、ランスは、シャンパーニュ・ワインの生産地である地域の中心都市の一つです。街の周辺には多くのシャンパーニュ・メゾンが点在し、ワイン文化と深く結びついた土地でもあります。観光地としては比較的落ち着いており、パリとは違う「地方都市のフランス」を感じられる点も魅力です。
パリからのアクセス
電車で行く場合
・出発駅:パリ東駅(Gare de l’Est)
・路線:TGV(高速鉄道)またはSNCF列車
・降車駅:ランス駅
・所要時間:約45分
・料金:片道 約20〜40ユーロ(約3,700円〜約7,400円/1ユーロ=185円)
TGVのチケットは、飛行機チケットのように価格が変動します。なるべく前もって予約をすると、お得に購入できることが多いです。
車で行く場合
車の場合、パリからランスまでは高速道路を利用して約1時間30分ほどで到着します。ランスの街中だけではなく、周辺のシャンパーニュの街や村を巡る予定がある場合には、車があると便利です。ただ、観光地用に整備された駐車場はあまり多くありません。訪れる予定のお店やワイナリーに駐車場があるか、確認しておくと良いでしょう。
ランスの見どころ
ノートルダム大聖堂
ランス最大の見どころは、世界遺産にも登録されているノートルダム大聖堂です。ゴシック建築の傑作とされ、正面の彫刻群やマルク・シャガールの手がけたステンドグラスは圧巻。内部は静かで落ち着いていながらも荘厳な雰囲気があります。大聖堂を訪れる際には、周辺の旧市街散策も合わせて楽しむのがおすすめです。
ワイナリーやシャンパーニュメゾンのツアー
ランスはシャンパーニュ・ワインの生産地域の中心都市の一つであり、市内や周辺には数々のワイナリーやシャンパーニュ・メゾンが点在しています。観光客に向けてツアーが行われていることも多く、地下に広がる石灰岩の貯蔵庫や製造過程を見学したり、試飲を楽しむことができます。旅行会社や予約サイトを通して、インターネットから事前予約をしておくと安心です。
ランスのおすすめグルメ
ジャンボン・ド・ランス(Jambon de Reims)
ランスを代表する郷土料理が、ジャンボン・ド・ランスです。豚もも肉を香辛料とともに煮込みゼリー状に固めたハムで、見た目は生ハムのようですが、噛み応えがあるのが特徴です。前菜として提供されることが多く、マスタードを添えて食べると、肉の旨みが引き立ちます。もちろんシャンパーニュとの相性も抜群です。
ビスキュイ・ローズ・ド・ランス(Biscuit Rose de Reims)
ビスキュイ・ローズ・ド・ランスは、ランスで17世紀から作られている、ピンク色のビスケット菓子。ビスキュイは「2度焼き / biscuit = bis(2)+ cuit(焼いた)」を意味し、サクサクとした軽い食感が特徴です。現地では、サクサクのビスキュイをシャンパーニュやコーヒーに浸して食べるのが、定番の食べ方です。

パリから日帰りで楽しむ、ランスのおすすめモデルプラン
09:00 パリ出発
09:45 ランス到着・市内へ移動
10:00〜11:30 ノートルダム大聖堂見学
11:30〜12:30 旧市街を散策
12:30〜14:00 ランチタイム
14:00〜17:00 ワイナリーツアー
18:00 ランス出発
18:45 パリ到着
まとめ
ランスは、フランスの歴史と地方文化をしっかりと感じられる街。パリからのアクセスの良さ、コンパクトな街の大きさなど、日帰り旅行に嬉しいポイントがたくさんあります。そして何より、本場のシャンパーニュを味わえるので、ワインがお好きな方にはたまらない旅行先ではないでしょうか。
「少し違うフランスを体験したい」「パリ近郊で充実した日帰り旅行をしたい」という方は、ぜひランスへ足を運んでみてくださいね。
執筆 Yuzu











