2026年5月5日(火)、南仏にあるテーマパークが、敷地内に日本のアニメ『NARUTO-ナルト』の専用パーク「NARUTO-KONOHA LAND」(NARUTO-木の葉ランド)をこの4月にオープンし、熱狂するファンで連日にぎわっています。
日本発!『NARUTO』、フランスの人気キャラクターの仲間入り
アヴィニョン(Avignon)から車で30分、モントゥー( Monteux)にあるテーマパーク、「パーク・スピルー・プロヴァンス」(Parc Spirou Provence)は、この4月から新たに日本の人気アニメ、『NARUTO-ナルト』をテーマにした「NARUTO-KONOHA LAND」をオープンしました。
「スピルー」は1938年に初刊が発行された漫画雑誌の名前で、この雑誌に連載され、のちにアニメ化されたラッキー・ルーク(Lucky Luke)やマルスピラミ(Marsupilami)といったフランスでは古くから人気のあるキャラクターを集め、2018年にテーマパークが開業しました。
これら欧州の漫画家のキャラクターにまじって、日本のニンジャが初登場したわけです。
『NARUTO-ナルト』は、日本では1999年から2014年まで『週間少年ジャンプ』に連載されています。
同じく少年ジャンプ連載で、当時大ヒットした『ONE PIECE』(ワンピース)と共に二大人気漫画となった『NARUTO-ナルト』は2002年にアニメ化され、この年フランスにも初上陸します。
NARUTO、2002年初刊発行から現在まで3,000万部販売
派手なオレンジの服、ツンツンに逆立てた金髪と、強烈なイメージのニンジャは、フランスでもすぐに爆発的な人気を博します。
NINJA、NARUTOパークに1600万ユーロ、敷地の20%
日本国外では世界初となるNinja NARUTOのテーマパークの部長、エルヴェ・リュクス(Hervé Lux)氏は、地元メディアの取材に答え「1600万ユーロ(約29億5,156万円/1ユーロ=約184円)もの資金、当テーマパークの20%にあたる1.5ヘクタールもの敷地を割いた」と大変大がかりな投資をして「アトラクション2つに、巨大な像、マスコット、さらには専用レストランも用意した」と述べています。
取材に応じた来場者の女性は「まるで別世界にいるようだった。今24歳だけど、子供のころに戻った気分」とパークを満喫した様子で感想を述べています。
ニンジャNARUTOから人生哲学、人気の秘訣
「2002年からNARUTOの大ファン」という男性は、「このテーマパークが自宅のあるアヴィニョンの近くにオープンすると知るや否や、息子をつれて早速来た」と、取材に答えています。NARUTTOの魅力については、「NARUTOは自己中心的な考え方から脱却する、自己超越や勇気、社会への貢献といった生き方を広めた漫画だ」と述べています。
別の若い女性は、子供のころ社会から疎外されたNARUTOが、徐々に自分の存在を認めてもらうに至るストーリーから、「何事もあきらめない、という人生哲学を学んだ」と答えています。
フランス人の42%がマンガやアニメを消費
フランスの行政機関の一つ、視聴覚・デジタル通信規制機関(ARCOM)の発表した数字によると、2024年にフランスで販売された日本のマンガは実に3,600万部にも上り、この年に販売されたフランス出版業界全体の売り上げの11%を占めています。
フランスのマンガブームに火をつけた先駆者は、1993年にフランスに上陸したドラゴンボールです。
以来、日本のマンガは快進撃を続けていますが、現在は超競争の激しい漫画市場において、NARUTO人気は他のマンガと一線を画しています。2002年に登場して以来、ナルトはフランス国内でトップクラスの作品と肩を並べています。
メディアの取材に答えたこの漫画の出版社は、「フランス的文化の例外」とさえ言える存在とのことです。
フランスでは、MANGAMANIA(マンガマニア)と呼ばれる、漫画やアニメ好きの人たちは増える一方です。
出典:France Info
執筆:マダム・カトウ












