私のフランス生活は言葉の違いから始まり、慣習や日常の必要品など日本とは異なる発見が多くありました。今回は、フランスと日本の違いでインパクトが強かったものを、“大きい”をキーワードに紹介していきます。フランス生活で、私がびっくりした大きいものとは一体何でしょう?
大きくてびっくりしたフランスの野菜
まず紹介するのは、日本でも食卓によく上るキュウリです。フランスのキュウリのサイズは、幼児の腕ほどの大きさがあります!
フランスのキュウリは、中心部が水っぽいのでスプーンやナイフでくりぬきます。中心を大きく削ぎ落とすので、日本風の千切りにするのは至難の業です。
フランス人はキュウリをざく切りにし、サラダにしてよく食べています。大きいのでパック売りはされておらず、日本の大根のように1本ずつ売られています。
スープに入れる○○が大量でビッグサイズ!
フランスで冬の夜ごはんの人気メニューといえばスープやポタージュです。そして欠かせないのがクルトンですが、なんと大人の親指近い大きさなのです!
そしてスープに大量のクルトンを入れて食べる人が少なくありません。 市販のクルトンはどれも大きく、なぜか2パックセットで販売されていることが多いです。
フランス人が日本のスープに添えられている小さなクルトンを見たら、きっとびっくりするかもしれません。面白いですね。
美食の国はキッチンのお助け家電もビッグ!
フランスに限らず、欧米の家庭の食器洗浄機は大きくて機能的です。食事で使う食器は、日本に比べるとシンプルなのにたくさん入ります。家に人を招くことが多い国なので、大活躍している家電です。
私は普段、お皿、コップ、カトラリーのみ食洗器を使うのが基本パターンですが、疲れている時や時間に余裕がない時はお鍋やボールなども入れてしまいます。洗浄から乾燥までしっかりやってくれるので手離せません。
半分の容量の食洗器も販売されていますが種類が少なく、だいたいは14人分の「大容量タイプ」が多く出回っています。
フランスでは当たり前?”大きい”バカンス
フランスでは夏休みにも「大きい」という表現を使います。フランス語で Grandes vacances(グランド ヴァカンス) といえば長期休暇のこと、つまり夏休みです。学生なら7月、8月の2ヶ月間は学校も宿題も全くありません。
社会人も平均して2週間~3週間の有給休暇を取っています。3週間ずっと家を空けて旅行にでかける人、里帰りする人、小旅行に出かける人など過ごし方のパターンはそれぞれです。日本の場合ここまで大型連休を取ることは難しいですし、ちょっと驚きですよね。
大きな連休のあとは仕事がたくさん!
休暇が少ない日本人にとっては羨ましい部分もあると思いますが、長く休みを取るということはその前後にしわ寄せがくることが多いです。
長い休みに向けて、その前に片づけなければいけない仕事に追われ余裕をなくしているフランス人の姿も…。長期休暇は嬉しいけれど、休み明けは日常のリズムに戻るまでかなりハードです。
フランス人にとってバカンスは必要不可欠!
フランス人を見ていると、夏のバカンスは人生を楽しむ大切な習慣なのでしょう。例えば、転職先でまだ1ヶ月しか働いていないのに夏休み休暇を取る交渉をした知り合いもいます。そして10日間の有給をもらっていました。フランス人にとって夏のバカンスは、どんな状況でも主張すべき権利なのかもしれません。
まとめ
今回は「大きい」をテーマにフランスと日本を比べ、インパクトのある違いについて取り上げました。ちょっとしたところで違いを感じることがありますので、今後も色々リサーチしていきたいと思います。
執筆 YUKO