フランスで働いてみると日本と違う面白い発見があり、待遇面でも異なる点が多いです。そこで今回は、フランスでの仕事の取り組み方や雇用システムをレポート!フランスで仕事を始める際の注意点もお話しいたします。
フランスで働くときの注意点!
フランスでは長期の終身雇用だけでなく、短期雇用であっても必ず契約書が交わされます。試用期間であってもたった1日の単発の仕事であっても、必ず契約書に同意とサインをしてから仕事がスタートします。
契約書には雇用期間や業務内容について、そして契約がきちんと執行されなかった場合の対応などが記載されています。逆に、このような雇用契約がない会社は注意したほうがいいかもしれません。
日本と違う!フランスの会社の待遇あれこれ
実際、私がフランスで働いてみてわかった、待遇面について挙げていきます。
休暇はどのぐらい?
フランスの会社は、年間30日の有給休暇の取得が認められています。5週間の休暇は日本人の感覚でいくとかなり長いですよね。職種によっては、一斉に会社を休みにしてしまう場合もあります。教育関係者などは生徒と休みが同じです。夏は2か月、各シーズンごとに2週間の休みが入ります。
ボーナス代わりの小切手とは?
有給はたっぷりもらえるけれど、ボーナスはほとんど期待できないフランスです。夏・冬のボーナスをきちんと2回出す会社は稀で、多くの会社はバカンス小切手、プレゼント小切手などを配布しています。これは旅行の費用の一部に充てたり、買い物にも使えます。
交通費は全額もらえる?
フランスでは電車やバスなどの交通機関での通勤の費用に限り、会社が半額負担してくれます。しかしフランスではマイカー通勤が多く、その場合の高速代やガソリン代などは自己負担です。
これはフランスの電車や地下鉄はストや遅延が多く、あてにできないという背景もあります。最近は、カーシェアリングをして通勤する人も増えました。
交通費が出ない代わりに、昼食を半額負担してくれる会社も多いです。社員食堂などがない企業が昼食代の補助を出すことも多く、レストランチケットと呼ばれる回数券が配られます。これはフランスらしい補助だと思います。
副業はありえない?フランス人の仕事観
日本で話題になっている副業についてですが…。フランス人は「メインの仕事以外でまた仕事?信じられない!日本は、そんなに生活するのにお金が必要なの?」と返してきます。
フランスでは給与のおおよそ4割を税金で納めるため、社会福祉(家族手当、住宅補助、保険など)は充実していると言えるでしょう。フランス人にとって仕事は生活のための手段であり、お金を稼ぐのはバカンスを楽しむためという人も多いです。
仕事にはきちんと取り組んではいますが、オンとオフをきちんと区別しプライベート時間をとても大切にしている印象を受けます。もし生きがいや社会への貢献という目的で何かするとしたら、副業ではなくボランティアを選ぶ人が多いでしょう。実際、定年後にボランティア活動に参加されている方がたくさんいます。
まとめ
職種や会社によって違いはあると思いますが、フランスで仕事をして気づいたことをまとめてみました。ワークバランスの取り方がフランス人は上手ですよね。仕事とプライベートを充実させるためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
執筆 YUKO