外国の家庭にホームステイしながら語学を学べるオペア留学。無事にオペア先のファミリー決まったら、日本でビザを申請する前にファミリー経由でDIRECCTE(フランス現地の雇用局)に書類を提出する必要があります。
注)DIRECCTEは地域ごとにあり、提出書類は地域によって多少異なるので事前にファミリーに確認してもらったほうが良いです。
わたしの場合は下記の書類の提出を求められました。
オペア契約書
原本は在日フランス大使館のサイトでダウンロードできますが、わたしの場合は、ファミリーが必要事項を記入したものを日本に郵送してもらいました。勤務時間や仕事内容、ファミリー側の家族構成、住所などを記入する欄があるので、ファミリーに全部記入してもらってから、内容を確認したうえでサインすると安心です。ファミリー側とオペア側、双方のサイン欄があり、原本(3枚綴り×4部)の提出が求められるのでサインしたら再度、ファミリーに送り返す必要があります。
※郵送してもらったものを更に郵送し返すため、それなりに日数がかかります。
最終学歴の証明書(法廷翻訳済みのもの)
自分の母校で卒業証明書(日本語or英語、どちらでもOKのはず)を発行してもらいます。その後、フランス大使館指定翻訳会社(←詳細はクリック!)に「法廷翻訳」を頼むと、だいたい一週間程でフランス語の法廷翻訳版が完成。(単なる翻訳と法廷翻訳は異なるので注意!)翻訳料金は事務所によって違いますが、わたしが頼んだところは4000円程度でした。
※「法廷翻訳」は、原本と翻訳版をホチキスで留められており、留めた箇所に翻訳事務所のハンコが押されたものでした。
健康診断書(フランス語)
フランスの場合は入国後に健康診断を受けるため、日本での診断は参考程度で、明確な決まりは無いようです。わたしは「AuPairWorld(http://www.aupair-world.net/)」というサイトでダウンロードできる健康診断書(A4片面×1枚)を使いました。近所で「英語可」というお医者さん(個人経営)を探して、健康診断書(仏・英の2カ国語で書かれてます)を渡したら聴診など簡単な診断をしてサインしてくれました。(簡単な診断でしたが5000円くらいしました…。)
自分の氏名や住所などはあらかじめ記入して持って行くとスムーズです。アメリカやほかの国の健康診断はもっと厳密な健康診断が必要なようで「こんな簡単でいいの?」とお医者さんに聞かれちゃいましたが、結果的に大丈夫でした。
※日本語の健康診断書の場合は翻訳会社でフランス語に翻訳してもらう必要があります。赤字はわたしがあらかじめ記入しておいた部分。
フランス語の志望動機書
フランスの形式でモチベーションレターを書きます。手書きか印刷か決まりは無いようですが、わたしは手書きにしました。参考までに、わたしが書いた形式をご紹介しておきます。
1: 左上に氏名と住所
2: 次に右寄せで場所と日付(例/Tokyo, le 20 june 2013)
3: 件名(例/Objet: Lettre de motivation)
4: 「Madame, Monsieur,」と置いたあと、簡単な自己紹介、オペアをしようと思った理由、フランス語の勉強歴、今回の経験を帰国後に日本でどう生かしたいか、など
5: フランス語の〆の言葉(「良いお返事を待ってます。よろしくお願いします。」的なもの)
6: 自分の署名(サイン)
※もちろん、これはあくまで一例で、こうじゃなきゃいけないというわけではありません。
ほかに、語学学校の入学許可証も必要なので、周辺に語学学校が複数ある場合はどこにするか検討したうえでファミリー経由で申し込んでもらう必要があります。
注意)オペアの場合、語学学校については下記の規定があります。
●入学申し込みは現地に居るファミリーが本人代理として行う
●授業料は基本的にオペア側が負担する
●1週間の授業時間数10時間以上
※地域によって10時間以下でもOKと言われる場合もあるのでDIRECCTEに要確認
あとがき
以上、明確な決まりが無いものも多いので、しつこく念を押しておきますが、あくまでわたしの場合の例として参考までに。また、上記は2013年7月時点の情報です。随時変更の可能性があるので、必ず最新情報を確認してください。
オペアについてもっと知りたい方は、以下の記事もご参照ください♪
「オペア ” AU PAIR ” 留学のススメ」
「オペア “ AU PAIR “ の基本知識」
「オペア “ AU PAIR “ファミリー探し〜渡仏の流れ」
「オペア “ AU PAIR “ ファミリーの探し方」
執筆 マリー