子供たちのお世話をしながら、リーズナブルに留学できる制度「オペア(AU PAIR)」。
今回は、「オペア留学をしてみたい!でも、まずは何をすればいいの?」という方のためにファミリー探しから渡仏までの手順をざっとご説明します。
ファミリー探しから渡仏までの手順
STEP1:ファミリー探し
これが一番の難関!と言っても過言ではありません。
なぜなら、STEP2の労働許可はファミリー側がフランスの労働局に申請するもの。つまり、ファミリーが見つかるまで労働許可もビザも申請できないということです。ファミリーの探し方については、次回また詳しくご紹介します。
STEP2:ファミリーがDIRECCTE(フランスの労働局)に労働許可を申請
オペア先のファミリーが決まったら、ファミリー側に必要書類を送って、現地の(管轄地域の)労働局に労働許可を申請してもらいます。
この時点での必要書類は、管轄地域のDIRECCTEによって多少違うようですが、わたしの場合は、オペア契約書、パスポートのコピー、志望動機書、履歴書(仏語)、健康診断書、語学学校の登録証明書などを提出するように言われました。
※オペア契約書は在日フランス大使館のWebサイトでダウンロードできます。
STEP3:ファミリー経由で労働許可を受け取る
提出したオペア契約書に労働局のサインが入ったものが、労働許可の証。労働局からファミリー宛てに返却されますが、ビザ申請の際に原本が必要なので、ファミリー側から日本に郵送してもらいます。また、この間にビザ申請に必要なそのほかの書類をそろえておきましょう。
STEP4:在日フランス大使館でオペアビザを申請
オペア契約書が届いたら、在日フランス大使館のWebサイトで面談の予約をとり、指定した面接の日時に大使館に出向いて書類を提出します。
※ビザ申請に必要な書類は在日フランス大使館のWebサイトで確認できます
STEP5:ビザ受領
申請したビザの進捗状況は、在日フランス大使館のWebサイトで確認できます。
スムーズにいけば2〜3週間ほどで「結果が出たのでフランス大使館に来てください」という内容の表示が出るはず。無事にビザがおりた場合、提出したパスポートにビザが貼付けられて返却されます。
また、このとき一緒に返却される「フランス移民局申請書」は、渡仏後に現地の移民局に出向いて提出しなければならないので、大切に保管して忘れずにフランスまで持っていきましょう。
STEP6:渡仏!
いかがでしたか?オペアの場合、こうして渡仏準備もファミリーと二人三脚で進めていくことになります。準備の時点ですでに、ファミリーとフランス語でのコミュニケーションが求められるんですね。
あとがき
「自分のフランス語力で大丈夫かな?」と心配な方は、まずはオンライン語学学校等で会話力を試しておくと、実際にファミリーと話すときに安心です。
オペアについてもっと知りたい方は、以下の記事もご参照ください♪
「オペア(AU PAIR)留学のススメ」
「オペア(AU PAIR)の基本知識」
執筆 マリー