体験!パリでDELFを受けてみた 準備編その3:自分なりのやり方を工夫しよう

2017.04.14

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前回よりひきつづき、現在パリの語学学校に在籍する筆者の、最近のDELF受験体験記をお送りしています。今回は、勉強方法のご紹介続編をお届け!

フランス政府認定の仏語検定試験DELFの内容についてはこちら、準備編その2はこちらをご覧ください。

 

リスニング対策にも工夫を

パリ風景

大型書店ジベールにて購入のDELF問題集。苦手なリスニング対策も、それについていた音源とスクリプトを使って行いました。

リスニングの問題は本来、音源のみ聞きながらやるもので、スクリプトは確認のためにあとから見る付録とされています。が、時間がないことに加え、筆者は音源だけを聞いた場合、「分かるところは最初から分かるが、分からないところは何度聞いても分からない」ということが多いのです。

そこで、今回は少しやり方を変えて、「始めからスクリプトも見つつ、音源をひたすら聞く」というスタイルでいきました。

そうすると、音源だけだとものすごい早口でごちゃっと繋がって聞こえたり、単語の切れ目が分からなかったり別の単語に聞こえたり、という部分も、一体何と言っていたのかその場で確認できます。そのなかで、聞き取れなかったところは何度も聞き直し、知らなかった単語は意味を調べて書き込みつつ、最終的には耳からの情報だけで100%理解できるところを目指して繰り返し聞き込みました。

このスタイルは、筆者には実にストレスフリーで効率的と感じられましたので、お勧めです。
リスニング対策としてはほかに、毎日せっせとラジオを聞くようにしました。

DELFでは、時事問題に精通していることが求められます。よく聞いていたのは France Info というチャンネルで、NHKのようなニュース番組を一日中流しています。朝聞くとニュースをチェックでき、ついでに天気予報も分かって便利でした。ひと息つきたいときは France Bleu というチャンネルも。こちらは音楽とニュースと半々くらいで、選曲のセンスが個人的になかなか好きです。

 

自分なりのやり方で!

筆者流の勉強法を色々とご紹介してきましたが、誰しも自分のことは自分が一番よく分かってると思います。一般的なやり方でなくても、先生の勧める方法でなくても、「自分はこういうところが苦手だから、こういうやり方でいった方がいい!」という確信があれば、自信を持ってやってみていいと思います。

このほか、筆者はこうした勉強を、机だけでなく、部屋の中で歩き回りながらしたりもしました。松尾芭蕉の<奥の細道>のリズミカルな文体は、徒歩の旅で歩くリズムの中で生まれたという説があります。じっと机に向かっているより歩きながらのほうが、脳の働きが活発になって勉強も捗るようです。(ただし、道でそれをやっていると車に轢かれる可能性がありますからご注意。)

また、座りっぱなしは体によくないそうなので、運動不足解消にもなって一石二鳥。机に向かうとすぐ眠くなるので、寝落ち防止という効果もありました。

とにもかくにも自分なりに最善を尽くしました。直前には、色々と普段なら起こらないようなトラブルにも見舞われました。(そのことについても、後ほどご紹介できるかも。)

そんなこんなを乗り越え、試験前さいごの週末には、問題集についていた模試とその採点、また口頭試験の練習も何度か。

かくして迎えた試験当日、さて、どんな感じで進行したのでしょうか。後編につづきます!

執筆 Rana

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