連載でお届けしている「Dominiqueさんの関西珍道中」。フランス人観光客Dominiqueさんの初めての日本旅行に同行し、彼が興味を持ったもの、驚いたもの、困ったことなどをお伝えしています。
大阪から高野山、和歌山と見て回ったDominiqueさんの旅も、そろそろ終盤を迎えようとしています。ほかに行きたいところ、やり残したことはありませんか? そう聞いてみたところ「Daisuke、まだあそこにいってないよ。今晩はあそこへ行きたい」。
「本場」の回転寿司屋さんへ!
そこは、日本ならどこにでもある回転寿司屋さん。最近はフランスにも回転するお寿司屋さんが増えてきてはいるのですが、ベルトの上を回っているのはわさびや醤油だけだったり、「これは…寿司…?」というようなものが回っていたり。
そしてなにより高いのです。日本のように一皿が100円程度で食べられるというのは、夢のような話なのです。
またフランスでは、回っている寿司には必ずプラスチック製のカバーがついていて、日本のように剥きだしのお寿司がグルグルとベルトの上を回っているのはとうてい考えられないそうです。これも、衛生管理がきちんとしている日本ならではかもしれません。
お茶のセルフサービスにびっくり
さてDominiqueさん、ようやく名前が呼ばれて席に着きます。
このお茶のセルフサービスのシステム、本当にびっくりしたそうです。フランスではお茶はお金を払わないと飲めませんから、驚くのも無理はありません。
「ここから熱いお湯が出てくるのかい?!」。嬉しそうにお茶を入れるDominiqueさんなのでした。
日本語のタッチパネルで注文
そして真剣にお寿司を選びます。タッチパネルで注文ができるのも日本ならではですね。すでに飲み屋さんでタッチパネルを経験済のDominiqueさん。慣れた手つきで注文をします。ただし、全て日本語で書かれているため、どこをタッチすればいいのかなかなか難しいようです。
お箸を使って…
Dominiqueさんにとって、これが日本で食べる初めてのお寿司です。お箸を上手に使って食べるDominiqueさん。お味はいかがですか?
パリでは空前の和食ブームで、お箸を使えるフランス人もたくさんいるんですよ!
6皿食べて大満足
6皿を完食したDominiqueさん。とても美味しかったそうです。ガツガツと20皿近く食べる僕に「もっと食べないの?」と何度もきかれ、「美味しいものは少しでも満足できるんだよ」と嬉しそうに答えていました。
初めての回転寿司体験は、こうして大満足のうちに幕を閉じたのでした。
その後は飲み屋さんへ
この後ホテルの近くの飲み屋さんでビールを片手にフリット(des frites フライドポテト)を食べて、長い一日を振り返ったのでした。
次回はいよいよ関西滞在、最終日! Dominiqueさんはどこを旅するのでしょうか?
執筆 Daisuke