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ノルマンディー紀行〜上陸作戦の地〜

2013.06.04.

ユタビーチの記念館

ノルマンディー旅行2日目はかねてから訪れてみたかった「ノルマンディー上陸作戦」の海岸へ。

 

第二次世界大戦の激戦地

ノルマンディーといえば、「上陸作戦」と続けて思い浮かべる人も多いはずです。そう、第二次世界大戦末期の1944年6月、アメリカを中心とする連合国軍がドイツ占領下のフランスを解放すべく上陸をはかり、激戦地となった場所です。映画「プライベート・ライアン」のすさまじい上陸シーンを見て以来、ずっと気になっていたこの場所にやっと行くことができました。

最初の目的地、Utah Beach(ユタビーチ)の記念館です。外には上陸に使われた船や大砲、戦車、記念碑などが置かれています。記念館の向こう側に広がるユタビーチ。今となっては静かで平和な砂浜ですが、1944年6月6日は戦車や兵士で真っ黒に埋め尽くされ、海の水は血の色に赤く染まっていた…とはなんとも想像しがたい光景です。

ユタビーチ

 

次に訪れたのはPoint du Hoc(ポワン・デュ・オック)。とても見晴らしがいいのでドイツ軍によって最も厳重に軍備されていた場所だそうです。深く掘られた巨大な穴にドイツ兵が身を隠し、戦闘に臨んだと思われます。ポワン・デュ・オックはユタビーチと違い、崖の海岸。連合軍の兵士たちは「縄のはしご」を掛けて崖をよじ上ったそうです。

ポワン・デュ・オック01

ポワン・デュ・オック02

 

続いて訪れたのは「アメリカ軍記念墓地」。上陸作戦で命を落としたアメリカ人兵士が何万と眠っています。完璧に手入れされた芝生に整然と佇む大理石の十字架を目にした瞬間、言葉を失ってしまいました。ここでは本当にたくさんのアメリカ人観光客とすれ違います。家族の誰かがこの地に眠っている、という人も多いのでしょう。

アメリカ軍記念墓地

 

最後の目的地はGold Beach(ゴールドビーチ)。この場所にはイギリス軍が主に上陸したそうです。砂浜に放置されているのは、沖合まで届く簡易の橋として作られたコンクリート製の巨大なブロック。写真の左奥に見えるのも同じものです。

ゴールドビーチ

ゴールドビーチ02

自然が創った断崖絶壁と人間が造ったコンクリートの固まり、この2つが共存する光景は、なんとも奇妙なコントラストでした。

 

あとがき

雲一つない青空、ぽかぽか陽気、そして平和な時代に訪れた上陸作戦の海岸。当時の惨状はとても想像しにくいですが、この美しい海岸に60年も残された巨大なコンクリートたちは、悲惨な戦争が確かにあったことを無言で語っているようでした。悲しい、虚しい、切ない、怖い、いろんな感情が複雑に入り交る一日でしたが、この地を実際に見に来てよかったと思いました。

うーんノルマンディー旅行、有意義な滞在となりました。機会があれば皆さんも是非、旅行に訪れてみてください。

執筆 Miwa

 

 

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