明日8月24日から南西フランスに位置するバスク地方(Pays basque)ビアリッツ(Biarritz)で開催されるG7ですが、参加する国家主席に同伴するパートナー達を本日ブリジット・マクロン大統領夫人が歓迎します。
メラニア・トランプ夫人、ヨアヒム・ザウアー氏、昭恵夫人など
G7の開催期間8月24~26日の3日間、アメリカ合衆国のメラニア・トランプ(Melania Trump)夫人、ドイツのメルケル首相のご主人ヨアヒム・ザウアー(Joachim Sauer)氏、カナダのトゥルドー首相のパートナー、ソフィー・グレゴワール(Sophie Grégoire)氏、安部昭恵夫人ほか7名、および世界銀行などG7参加者のパートナー達が、ブリジット夫人が主催する行事に参加する予定です。
バスク地方のカルチャー訪問
一行は24日(土)、会議の開催地ビアリッツで公式スケジュールと晩餐会に参加しますが、25日(日)はブリジット夫人の案内でバスク地方の訪問に出かけます。
赤唐辛子ピマン・デスプレット(Piment d’Espelette)で有名なエスプレット村では、バスク地方の職人の技が披露されたり、バスク・ぺロタ(pelote basque)と呼ばれる、バスク地方由来のスポーツのデモンストレーションが予定されています。
その後一行はスペイン国境からわずか15kmにある、温泉が湧き出る保養地カンボ=レ=バン(Cambo-les-Bains)で昼食を取った後、ヴィラ・アルナガ(villa Arnaga)に向かいます。
ヴィラ・アルナガは、19世紀末~20世紀初頭に活躍したフランスの劇作家、エドモン・ロスタン(Edmond Rostand)によって建てられました。 肺炎の治療目的でカンボ=レ=バンを訪れ、2年後に同地に永住するためにこのヴィラを建てたロスタンは、世界的に有名な戯曲「シラノ・ド・ベルジェラック」(Cyrano de Bergerac)をこの場所で執筆します。
ヴィラは現在ロスタン博物館も兼ねていますが、ネオ・バスク(néo basque)と呼ばれる独特の建築と典型的なフランス風庭園で、フランスの歴史的建造物(Monument historique)に指定されています。
住民2000人のエスぺレット村に世界のファーストレディー
国家主席のご夫人らが訪問する行き先となったエスプレット村の村長、ジャン=マリ・イプチャ(Jean-Marie Iputcha)氏は、「人口2000人ぽっちの我が村に国家主席の夫人らがいらっしゃると聞いて、たまげた」と驚きを隠せない表情で、ラジオRTL社のインタビューに答えています。
一行は26日には海洋汚染などの環境問題に取り組む地元の非営利団体、地元の海岸救助員らを訪問し、またサーフィンのメッカであるビアリッツで世界トップレベルのサーファー達と面会する予定です。
執筆:マダム・カトウ