8日(月)、現地メディアの依頼で民間の調査会社、オドクサ(Odoxa)が行った最新の調査によると、日頃から病気予防のため生活習慣に気を付けていると答えたのは、フランス人の実に80パーセントに上る、との結果が明らかになりました。
調査結果
アンケート調査では、全回答者の80パーセントの人が、生活習慣病などの予防のため、日頃から健康的な生活を送るように心がけていると答え、国民の健康への意識が高いことがわかりました。具体的には、一日あたり1.5リットル以上の水を飲む、多くの野菜を食べる、スポーツをする、などです。
また、70パーセント近い回答者が看護師などの医療従事者から得た正しい情報を持っている、そのような情報に敏感である、と答えています。
健康への意識には年齢によって差が
この調査では、世代間によって病気の予防に関する知識量にばらつきがあることも明らかになりました。生活習慣病などの予防に対して十分な知識を持っていると回答したのは、65歳以上の人が77パーセントだったのに対して、18歳から24歳の若者は61パーセントと、16パーセントもの開きがあります。
生活水準による差も
また、今回の調査結果は、人々の生活水準が病気の予防に大きな影響を与えている、と発表しています。
富裕層と貧困層では、生活習慣に気を付ける、健康的な生活を送る、と答えた割合に10パーセントの開きがあり、生活水準の違いが、病気の予防に対する情報の量に大きな差を生んでいることがわかりました。
病気を防ぐために
より多くの人が健康的な生活を送るようにするために、84パーセントの人が、医師や薬剤師などの医療従事者がこのような問題に対して更に意識を高め、人々へ伝えていくべきだと回答しています。また、医療従事者がこれらの役割を充分にはたすための時間を確保するためには、医療従事者の給与を上げるべきだ、と82パーセントの回答者が答えています。
全ての調査結果は→オドクサのホームページ←から確認することができます。
日本も健康長寿をテーマにしたテレビ番組が数多く放送されていますが、フランスも健康への意識が高いですね。
執筆:Daisuke