Daisukeのフランスこんな小話(17)
パリのバス停でスマホが充電できる!

2016.05.24

Closeup portrait of a female hands making photo with smartphone

今ではスマートフォンは連絡手段としてだけではなく、カメラや地図、チケット予約など、ありとあらゆる面で大活躍しています。ですがバッテリーの減りが早いのが困りもの。外出先で切れてしまったら、けっこう不便ですよね。

肝心な時にバッテリー切れで写真撮影ができない! そんなこともよくあるのではないでしょうか? パリでは、そんな時のためのとっても嬉しいサービスが広がりつつあります。

 

バス停リニューアルの理由は?

少し前の話になりますが、パリ市・パリ近郊の2000ものバス停が一斉にリニューアルされました。今までのバス停でも充分に事足りていたので、友人と「また税金の無駄遣いしてるのかね」なんて話していました。

しかし新しくなったバス停をみてびっくり! まずはこちらの写真をご覧ください。

PICT_20160324_194516[1]

新しいバス停で撮った写真です。右端に写っているのは、アメリカからやってきた旅行者の女性。この方がしているのは、そう、スマホの充電です。

(写真を撮らせてもらう際、ステキな笑顔でモデルのようにいろんなポーズをとってくださいましたが、残念ながらカメラの不具合で、残っていたのはこれだけでした…)

実はこの新しいバス停にはUSBポートが備わっていて、USBケーブルさえ持っていれば誰でも充電をすることができるのです。

 

充電だけじゃない! ハイテクバス停

このハイテクバス停、USBポートだけではないんです。他にも

・無料のWifi
・停車要求ボタン フランスではバスに停車してもらいたい場合は、バス停で手を挙げるのが一般的です。
・NFCやQRコード、SMSによるインフォメーション NFCは、軽く接触するだけでデータのやり取りや機器の同期ができるシステムです。
・大型タッチパネル 目的地への最も便利な方法を教えてくれます。音声読み上げ機能や観光案内、公共施設案内などもついています。

また、市内を循環するバスなのか、空港行のバスなのかが、バス停を見ると一目でわかるようになっています。

なんと野菜も栽培できる

他にも35%省エネ仕様になっていたり、屋根の上では野菜が育てられるようになっていたり、雨水で洗浄される仕組みになっていたり…。まさに「未来のバス停」です。

こちらのサイトで詳しく紹介されています。

バスを待っている間にスマホの充電ができたり、いろんな情報を調べたり。せっかくインターネット上に情報があっても、現地の回線やWifiがなければアクセスできませんよね。これは旅行者にとっては本当にありがたいサービスです。

PICT_20160408_171931[1]

 

皆さんもぜひバス停で!

今なお世界一観光客が訪れる街、パリ。トイレ不足やイメージと違うという理由などで悪い評価を受けることもありますが、こうやって新しいシステムを積極的に取り入れていくのも、パリの大きな魅力かもしれません。

皆さんもパリ旅行中にスマホのバッテリーがなくなったら、ぜひバス停で充電してみてくださいね!

執筆 Daisuke

オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセは、プロの講師によるマンツーマンのスカイプレッスンが1回1500円~受講できます。いつでもどこでも手軽に受講できる利便性と生徒一人一人にカスタマイズされた質の高いレッスンが好評です。→フランス語無料スカイプ体験レッスンはこちら メールマガジンであなたのフランス語学習をサポートする情報をお届けします。フランス語メールレッスン

Classement