今回はプロヴァンス地方の北の中心都市、アヴィニョンをご紹介します。フランス民謡の「アヴィニョンの橋の上で(Sur le pont d’Avignon)という歌で世界的に知られている街です。小さな街ですが数多くの史跡や世界遺産サン・ベネゼ橋もある見どころ満載の町なんですよ!
アヴィニョンへの行き方と所要時間は?
アヴィニョンは全長4.3kmの城壁に囲まれた町です。パリ・リヨン駅からTGVで約2時間40分ほどで行けるアヴィニョンは、アヴィニョン・サントル駅を出るとすぐに城門が見えます。このレピュブリック門を抜けると、メインストリートのレピュブリック通り(Rue de la République)があり、そのまま進んでいくと、時計台のある市庁舎と劇場がある時計台広場(Place de l’horloge)に出ます。
さらに歩いていくと、アヴィニョンを代表する歴史的建造物、教皇宮殿(Palais des Papes)にたどり着くことができます。
法王庁宮殿
1334年~1352年にかけて、二人の法王によって建てられた、ヨーロッパ最大のゴシック宮殿です。塀の高さは50m、壁の厚さは4m、面積は1万5000㎡あり、とにかく大きいです。
街のシンボル世界遺産サン・ベネゼ橋
途中で切れた橋で有名ですね!!12世紀の完成当時は、向こう岸まで続く全長900mの橋でしたが、度重なるローヌ河の氾濫により18のアーチが流され、現在は川の途中で切れたままの4つのアーチとサンニコラ礼拝堂を残すのみとなっています。
川の途中まで渡ることができるので、見学してみるのもいいですね。
サン・ベネゼ橋の入場時間と料金
● 入場時間
・11月2日~2月28日 9:30~17:45
・3月 9:00~18:30
・4月1日~6月30日、9月1日~11月1日 9:00~19:00
・7月 9:00~20:00(7月14日は9:00~18:30)
・8月 9:00~20:30
● 料金 5€
サン・ベネゼ橋全体を見てみたい!というかたは・・・法王庁宮殿の坂道を上がっていくとある、ロシェ・デ・ドン公園に行ってみることをお勧めします。池の噴水が涼しげで、緑いっぱいの公園で癒されます。
ロシェ・デ・ドン公園
池のそばにはカフェテラスもあるので、一休みするにはぴったりの場所です。
ロシェ・デ・ドン公園から見たサン・ベネゼ橋
対岸にヴィルヌーヴ・レザヴィニョンの町を望むことができますし、橋が途中で切れているのがよくわかりますね。
こちらは城壁の外側です。中から見ても、外から見ても歴史を感じますね。
次回の記事、「アヴィニョン中央市場の見どころとおすすめホテルをご紹介!」に続きます。
執筆 ふう