フランスでは至る所にカフェがあり、生活にちょっとした潤いを与えてくれる場所とも言えるでしょう。でも、ただコーヒーを飲むだけではもったいない!フランスで人気のドリンクとカフェの楽しみ方についてご紹介します。
フランスらしいカフェのある風景
フランスでよく見かけるのが朝市です。マルシェが出る日はとても賑やかで活気に満ちていますが、その横で大賑わいを見せているのがカフェです。カフェは年齢を問わず多くの人に利用され、フランス人の生活にとても根付いています。人間観察にもカフェはおすすめです。
<カフェを利用する人はさまざま>
・マルシェでの買い物の休憩をする人
・ゆっくりとコーヒーを飲みながら新聞を読む老紳士
・おしゃべりに花を咲かす若者のグループ
・夏、テラス席で太陽を浴びながらビールをゆっくり飲むカップル
・犬を連れて待ちゆく人を眺めるマダム
・わいわいとテーブルを囲む子連れ家族など…
フランスで人気!カフェでお勧めのドリンク
フランスでは、昼からビールやワインの1杯くらいは飲んでいる人を多く見かけます。カフェといってもただコーヒーを飲む場所とは限らないのです。多くの人はグラスワインやビールをオーダーしています。では、フランスで人気のドリンクをご紹介していきましょう。
ペリエ
ペリエ (perrier) は、丸っこい緑の小瓶の炭酸水です。フランス人は、ただペリエを頼むのではなくレモン付きをオーダーします。ペリエ トランシュ (perrier tranche) といえばレモンの輪切りが入ったコップが運ばれてきて、さっぱりとした味わいがのどの渇きを癒してくれます。注文する時は、トランシュを少し「トロンシュ」気味に発音しましょう。
カクテルビール
フランス人はビールをアレンジしてさまざまな味わいで飲むのが大好きです。幾つか代表的なものを紹介しましょう。
・パナシェ (panaché)
ビールを甘味のあるサイダーで割り、さっぱりと飲みやすいです。暑い時期は大人気で、お酒が苦手な人にも楽しめると思います。
・ドゥミ ペッシュ (demi-pêche)
ビールにピーチのシロップを少量加え、まろやかな甘さとビールの苦みが絶妙な味わいです。昼間、食事前の一杯にお勧めです。
・モナコ (monaco)
パナシェにベリー系のシロップを少量加え、仕事終わりには最適の一杯です。ルビー色で美しい見た目もフランスでは人気です。
旅行者にも利用しやすいカフェの魅力
フランスのレストランの営業時間は12時~14時などきっちりと決まっているので、遅い時間まで飲食店が営業している日本に慣れてしまうと不便に感じることもあります。
もし、昼時を過ぎてしまったり、夕方に一休みしたいときはカフェの利用がお勧めです。カフェはノンストップ営業をしているところがほとんどなので、いつでも気軽に利用できるメリットがあります。
アルコールも充実している上に、ちょっとした軽食もオーダーできて便利です。カフェでいただくオムレツはシンプルだけど意外と美味しいのです。時間を気にせず、自分のペースで休憩ができるのも有難いですね。
まとめ
フランス人は自分のお気に入りのカフェがある人も多いです。日々の生活でほっと一息つける大切な場所なのでしょう。フランスに来たら是非カフェを楽しんでみてくださいね。
執筆YUKO