今回は私がフランス人に関し、前から気になっていることの一つについてお話しします。
タイトルにも書いてあるのですが、フランス人は少々雨が降っていても傘を差さずに外を歩いている人が多いという印象を受けます。
雨の多いブルターニュ地方
特にブルターニュBretagne地方のフランス人、またの名をブルトンBreton人たちは、パラパラ程度の雨では傘を差さない人がほとんどのようです!
うーんまあ、実際その理由はだいたいわかります。というのもブルターニュは天気がとても変わりやすい地方なのです。そしてブルターニュは雨が多いことでも有名(一般的にフランス人は「ブルターニュはいつも雨が降っている」と思っている)のようです。
フランス北部はだいたい秋から冬にかけてどこも天気が悪いそうで、ブルターニュだけ雨が多いというのは言い過ぎかなぁと思いますが、まあ南仏に比べたら雲泥の差でしょうね(苦笑)
しかもこちらの雨は気まぐれで、ぱらついたかと思えば数分で止んで、ちょっと晴れ間も出てみるけどまた降り出す、、、の繰り返しという日がしょっちゅうとのこと。おまけにブルターニュは風が強い!そのため傘を開いてもすぐ畳まないといけないし、開いたら開いたで強風にあおられ傘が裏返る…
少しくらい濡れても差さないほうがマシ、という人が多いのかもしれませんね。
ちなみに現地は折りたたみ傘が主流のようです。外出時はいい天気でも、いつ雨が降り出すかわからないことが多いので、万が一のためにバッグに忍ばせておけるコンパクトな折りたたみ傘のほうが便利なんですよね〜。小雨のときブルトン人たちはどうしているかというと、多少顔をしかめつつも普通の速度で外を歩いています。
若い人たちは小雨に備えてか、フード付きのコートやジャンパーを好んで着ていることが多く、年配の方になると、なぜか黒や赤のフード付きウィンドブレーカー姿が目立つとのこと。80歳を過ぎていると見られるおばあちゃま達にいたっては、ビニールでできた頭巾のようなものをかぶっている人がチラホラ!!
そこまでして傘を差したくないのかな。。。
私はといえば、どんな些細な雨でもすぐに傘を差すタイプです。雨が目の中に入ってくるような気がしてすぐしかめっ面になってしまい、そのせいで視界が悪く歩きづらいのが不快なんです。雨に濡れて風邪をひくのも怖いし…だから、雨の中を傘も無くスタスタと歩くブルトンたちが不思議というか逞しく思えてなりません。あ、でも欧米人は顔の掘りが深いから、多少雨が顔に当たっても目の中にまで届かないのかもしれませんね。私たちアジア人は顔に凹凸が少ないから雨が余計に気になってしまうのかも・・・
パンが濡れても傘は差さない!?
まあ、雨に濡れても平気かどうかは結局人それぞれということもあるでしょうが、もうひとつ、私にとってどうしても理解できないことをしているブルトン人たちをけっこう見かけます。それは…
雨の中をバゲット(フランスパン)片手に歩いている人
パンが雨に濡れてよれよれにならないか不安じゃないですか?雨の水は決して清潔ではないと思うのですが、いいんですか?食べ物は「食感が命」の私にとっては、絶対にありえない行為!雨の日は外でパンを買うのすら避けるぐらいです。
あとがき
それほど、雨の存在がブルトン人には気にならないのでしょうか…
他の地方のフランス人たちが雨に対してどういう態度を取るのか、とても気になるところです★
執筆 Miwa