航空券を片手に慌てながら荷物を抱え、空港へ到着。チェックインカウンターでは搭乗手続きが終了したところ…。そう、あなたは飛行機に乗り遅れたのです。さて、そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
PAS DE PANIQUE! 飛行機に乗り遅れることは、電車やバスに乗り遅れることと同じで誰にでも起こり得ること。今回は飛行機に乗り遅れた時の対処法をいくつかご紹介します。
航空会社に連絡する
目覚ましが鳴らなかった、公共交通機関の遅れ、道路渋滞、体調不良 etc…搭乗手続きに遅れる状況はいくつも考えられます。「飛行機に乗り遅れる!」と分かった場合、まず航空会社の予約センターに連絡を入れることをお勧めします。その際は冷静に状況を説明することがポイントです。
空港のチェックインカウンターへ向かう
飛行機に乗り遅れた場合、まずは空港のチェックインカウンターへ向かいましょう。そこでも電話と同様に、係員に冷静に状況を説明することをお勧めします。航空券の種類によっては、空席がある場合は次の便に乗れる可能性があります。
予約変更が可能なチケットは「普通運賃」です。その場合は搭乗日・時間の変更が無料でできます。格安チケットの場合は、自己負担でチケットの再購入をすることになり、高額を支払うことになります。
航空会社のTwitterに書き込んでみる
ある旅ブログの筆者が実際に試した方法です。飛行機に乗り遅れた筆者は、搭乗予定の航空会社のツイッターに「飛行機に乗り遅れました。どうしたらいいでしょうか?」とだめもとで書き込みを入れたところ、わずか2分ほどで返信がきたそうです。航空会社にもよりますが、対応してくれる可能性があります。
乗り換え便の場合は
乗っている飛行機が遅延して乗り換えに間に合わなかった場合は、航空会社の責任となります。この場合、乗っている航空会社に目的地を伝え、次の便を手配してもらいましょう。
さらに、EU域内を飛行機で旅行する際は「旅客の権利」(注1)を行使することができます。(注1「市民が交通手段の利用において搭乗拒否、欠航、大幅な遅延などのトラブルに遭遇した際、運賃の払い戻しや食事、金銭的補償などを受ける権利」引用:http://eumag.jp/question/f0416/)
この権利の行使方法はこちらのサイトをご参照下さい。
旅行保険に加入している場合は
体調不良、事故、不可抗力の場合で飛行機に乗れない場合は、チケットの払い戻しを保険会社が負担してくれます。クレジットカードのタイプにより、旅行保険がついている場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。
旅行保険に加入していなくても…
保険への加入をしていない、または正規チケットでない、交換・払い戻し可能なチケットではない場合でも、代金の一部である「空港税」と「空港利用料」を払い戻すことができます。旅行代理店や航空会社は、飛行機に搭乗しなかった人に「空港税」と「空港利用料」を返す義務があるので、航空会社のチェックインカウンターにて、もしくは電話やメールで問い合わせをしましょう。
まずは係員に相談を
飛行機に乗り遅れないことが最善策ではありますが、乗り遅れた場合でも上記の通り、解決方法は存在します。冷静にチェックインカウンターで係員に相談し、指示を受けることが一番最初にできる対処法です。
執筆 Mari