【美食の国フランス】高速道路サービスエリアのグルメ情報

2017.02.25

shasin-71フランスは世界中から「美食の国」と呼ばれています。きっと「毎日、食材豊かでおいしい食事が食べられるんだろうな!」と想像される方も多いでしょうね。今回はフランスにおける真の美食とは何か、そしてサービスエリアのレストランについてご紹介します

 

なぜフランスは美食の国なの?

フランスのパン私は渡仏当初、”フランスは美食の国である”という噂だけを信じて、大きな期待を胸に暮らしはじめました。しかし、最初はその意味がさっぱり理解できませんでした。

日本のように繊細な味付けや、目で楽しませるような盛り付けや演出も少ないのですし、更にレパートリーもわずかながら物足りなく感じました。特にショッキングだったのはパン屋さんに行ったときです。日本よりもはるかに種類が少なく、本当に「どうして?」と不思議でした。

素材の味を楽しむために

しかし1ヶ月、2ヶ月と時を経るにしたがって、確かに「美食の国」だと思うようになりました。フランスの野菜は甘くておいしい。味がしっかりしていて噛み応えがあり、野菜本来が持つ素材のおいしさを十分兼ねそろえています。

マルシェではいつでも新鮮で取れたての野菜が買えるので、買い置きする必要もありません。 お肉は脂身が少なく、かめば噛むほど口の中で風味が広がっていきます。だから、素材の味を存分に生かすことが出来るシンプルな調理法でいただくのが一番です!

パンに関しては、フランスにかなう国はないでしょう。外はカリッと中はモッチリ。小麦粉の風味がふわーっと広がっていきます。だからバケット(日本で「フランスパン」と呼ばれているもの)は朝・昼・晩食べても全く飽きません。種類が少なくても満足できてしまうし、例え沢山あっても、結局毎日食べるのはバケットだけになってしまうのです。

 

サービスエリアの美食メニューは?

サービスエリアさて、食と道路に何の関係が?と思った方、ここから道路に絡みます。気になるフランスの高速道路S.A.グルメ情報です。フランスの高速道路にも日本と同様、S.A.が数多く存在します。きれいで大きな売店がありますが、ここで買えるのはシンプルなサンドウイッチと、サラダ(値段は500-600円とちょっとお高め)。レストランがあるサービスエリアは間隔を開け、S.A.3~4箇所中、1箇所くらいです。

シンプルだけど上質な味

さて、このレストランですが、どこのS.A.もサンドウイッチしか売っていません(時々バイキング式レストランもありますが、種類はさほどありません)。サンドウイッチの種類はどこも大体10種類くらい。こうなると、立ち食いうどん・そばからステーキまで、さらには地元の名物やら何からなにまでが揃っている日本のS.A.と較べると、ちょっと寂しい気がしますよね。

でも、本場のチーズと野菜がふんだんに盛りこめられたサンドウイッチはこの上なくおいしく、幸せな気分になります。付け合せにはとっても濃いエスプレッソがパートナー。頭がスキッとして、またハンドルを握ることが出来ます。

このように、高速道路S.A.レストランにおいても日仏間には大きな違いがあります。メニューが少ないのは寂しいですが、”移動中の食事”に対する日仏国民の考え方の違いもあるのでしょうね。皆さんはどうお考えですか?

 

最後に

フランスが美食の国と言われている理由をなんとなくご理解いただけたでしょうか。種類や見た目も大切ですが、食にとって一番重要なことは素材本来の味をいかに美味しくいただくか、そして幸せな気持ちになれるかということでしょうね。

執筆 Miki

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