今回は、ブルゴーニュワインで世界的に有名なボーヌ (Beaune)観光レポートの番外編です。美しいボーヌの街をお散歩していた時のこと、郵便ポストに刻まれていたおもしろくて不思議な注意書きに目を奪われました!いったいどんなことが書かれていたと思いますか?早速、ボーヌのポストに書かれていた不思議な注意書きをご紹介していきましょう。
⇒ボーヌ観光レポート(1)、 (2)もご覧ください。
ポストに刻まれた不思議な注意書きの意味
ポストの下のほうに刻まれた注意書きが見えるでしょうか?
Ne pas déposer de journal dans cette boîte.
この箱に新聞を入れないでください。
否定のdeが入っていますね。そして、ne pas déposer の語順も気になります。これはdéposer が不定形なので、動詞不定形を否定するときは ne pas が前に来るのです。こんな短いフレーズでも勉強になりますよね!
さて、この注意書きを皆さんはどう思いますか?読み終わった新聞を捨てるにはちょうど良いサイズかもしれませんね。しかも雨風で消えないように注意書きが刻みつけてあるあたり、この地方では新聞をポストに捨てるのが大問題だったのでしょうか?
フランスでは新聞を外で買って読んだら捨てる
日本では読み終わった新聞を郵便ポストに投げ入れるなんて到底考えられないですが、注意書きがあるということは入れてしまう人がいるのでしょうね。フランスの新聞は一般に「家まで配達されるもの」ではなく、タバコ屋さんなどで買い求めるのが普通です。ですから、家で新聞を読むというより、外で買って読み終わったあとに捨て場所に困る人も多いのかもしれませんね。
最後に
異国では、このような些細な発見が新鮮でおもしろいですね。この注意書きが良い効果をもたらしていることを祈ります!不要になった新聞はゴミ箱に入れましょう。皆さんもフランスの街角で面白いものを見つけたら、ぜひコメントでおしえてくださいね。
執筆 Miki