6月も後半になってやっと天気もよくなり、暖かくなってきたパリです。今日はモンパルナスにあるブラッスリー「La Roconde」を紹介します。
モンパルナスには交差点に多くのカフェがありますが、この真っ赤な色が目印です。
映画に出てくるカフェ
1958年の映画『モンパルナスの灯』に出てくるこのカフェは、映画好きの方にはたまらないブラッスリー。ジャック・ベッケル監督によるこのモディリアーニの伝記映画は、モンパルナスを舞台としています。というのも1900年代初頭はモンマルトルに代わって、モンパルナスが画家や作家といった芸術家の集うカルティエ(界隈)になっていたからです。
モディリアーニの絵を発見!
店内にモディリアーニの絵を発見!1910年創業ということもあり、多くの芸術家の集い場でした。
「自由で美しい安息所」
イタリア出身のポーランド人詩人・小説家のアポリネールはモンパルナスを「自由で美しい安息所」と表現しています。
Voici le Montparnasse qui est devenue pour les peintres et les poètes
ce que Montmartre était avant eux : l’aile de la belle et libre simplicité ,
Appolinaire
【訳】モンマルトルがかつてそうだったように、モンパルナスが画家と詩人のためにとってかわった:つまり自由で美しい安息所 アポリネール
ランチをいただきました
黒のチョッキに白のシャツを着たギャルソンがサービスしてくれます。コートを脱ぐのにもたもたしていたら、「僕は夜までここにいるんだからあわてなくていいよ」とユーモアを交えて接客してくれました。
カフェ席とレストラン席がある
お店はカフェ席とレストラン席で分かれています。カフェメニューではランチのセットが19ユーロ(メイン、飲み物、コーヒー)。レストラン席のメニューでは44ユーロ (前菜、メイン、デザート)です。
私たちは知らずにレストラン席に通されましたが、ギャルソンにお願いをして今回はこの席でもカフェ席のランチメニューをいただけました!
メインは魚かお肉
メインは魚かお肉を選べます。魚はサーモンの串焼き、お肉はステーキ・フリットでした。
映画の舞台になったカフェやレストランを訪ねるのも立派な観光ですね。候補の一つにこちらのカフェをお勧めします!
La Roconde
105 BD du Montparnasse
執筆 Saori