今回はパリで人気のレストランをご紹介しましょう。パリのミシュラン3つ星の老舗、ランブロワジーで20年近くポワソニエ(魚料理専門シェフ)として勤めたシェフ、AKIさんが独立してOPENしたレストラン:La Table d’ Aki。その経験と技術で、最高においしいお魚料理をいただけます。
私はここのお料理の大ファン!どれをいただいても感激します。お魚ってこんなにおいしいの!っと。旬の野菜やお魚のマリアージュ、お見事!
前菜
モリーユ茸、ランゴスティーヌ(赤座海老)のポタージュ仕立て。アスパラガスの穂先を添えて
Entrée: velouté des langoustines, morilles avec les points de asperge
春のキノコ、モリーユの香りがプンプン。ランゴスティーヌはプリプリでとっても甘い。
メイン
マトウダイ(サン・ピエール St-Pierre)のポワレ、アーティチョークのムスリン(ムース上に泡立てた生クリームを加え軽く仕上げたもの)
Poirée de St-Pierre, et Mousseline d’artichaut
サン・ピエール(St-Pierre)とはキリスト12使徒、聖人ペテロのこと。聖人ペテロはもともと一介の漁師だったそう。魚のサン・ピエール(St-Pierre)に見られる黒い斑点模様が、ペテロが掴んだ時に残った親指の跡という伝説があるそうです。
メインその2
舌平目、鱈、マトウダイと春の野菜のサフラン風味 ナージュ仕立て(料理用語でクールブイヨンで煮た状態のもの。「泳ぐ」という単語から来ています)
Le posissons (sole, cabillaud, st-pierre) à la nage , légumes printaniers au salran
春のお魚満載です!
デザート
AKIさんがアルマニャクのコレクターだというのでちょっぴり拝借。1970年のアルマニャク、なんとも言えないあまく芳醇な香り。アルコール40%なのできついお酒かと思いきや、とんでもない。とてもマイルドで丸みのある極上のお味。※アルマニャク ; フランス南西部、アルマニャク地方で醸造されるブランデー
満腹で幸せ〜。パリの極上の魚料理をどうぞみなさんも味わってみてくださいね。
La Table d’Aki
49, rue Vaneau Paris 7e
M°: Duroc, Vaneau
Ferme ;dimanche, lundi.
Tel. 01 45 44 43 48
⇒前回の記事 モン・サンミッシェルの旅(2)ル・コキヤージュでランチ
執筆 Mayu
Mayu’sの美味しいフランス:
パリでフランス料理教室「Mayu’s Kitchen in Paris」を主催する料理研究家、野菜ソムリエ、フードアナリスト、出張料理人。料理教室では旬のBIO野菜を使ったオシャレでライトなフレンチ、ヘルシー和モダンを中心に教える。京都月桂冠フランス特派員。日本やフランスのメディアでも活躍中。
Mayu’s Kitchen in Paris: http://mayu-kitchen.com/
Facebook: https://www.facebook.com/MayusKitcheninPais