今日はパリ郊外の見どころをご紹介いたします。
BEAUVAISというパリから車で2時間ほどの街に行ってきました。中世の時代には重要な都市だったボーヴェには立派なカテドラルがあるんです。Cathedrale St-Pierre サン・ピエール大聖堂はゴシック様式。48.5mの高さで世界で一番高い大聖堂だそうで、当時のボーベの勢力の象徴として建てられたそうです。
そびえ立つ荘厳なカテドラル
ゴシック様式とは12-15世紀にイル・ド・フランスや北部の都市部を中心に発展した様式で天井を非常に高くしたのが特徴です。小さな街中にそびえ立つ大聖堂はものすごい存在感!
こちらの大聖堂のもう一つの見どころは14世紀の大時計!こちらも最も古い現在も動いている大時計のうちの一つだそうです。とてもよくできていて、細部の装飾も美しいものでした。14世紀から動き続けているなんて驚いてしまいますね。
街中には木組みの家を見かけました。これらの家は15世紀のものだそうですが、1940年のドイツの爆撃によりほとんどが壊されてしまったとのことです。
お昼は Jeanne Hachette ジャンヌ・アシェット広場で取りました。地方の広々とした広場にあるテラスでの食事は気持ちがいいです~。
ところでJeanne Hachette ジャンヌ・アシェットとは一人の女性の名前で、ジャンヌ・ダルクのように勇敢な女性だったそうです。というのも1472年にボーヴェが攻略されそうになったときに、この女性が大活躍したとのこと。この女性の像が広場にあり、その広場名が彼女の名前で、今もな彼女の伝説を伝えています。
(写真:wikipediaより引用)
あとがき
テキスタイル(織物、布地)で知られていたボーヴェには、王立マニュファクチャーが1664年に建てられたためタペストリーの美術館もあるのですが、時間がなく今回は立ち寄れませんでした。
次回は、次に立ち寄った町をレポートいたします。お楽しみに!
執筆 Saori