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小島瑞生の「アルプスの国スイスからボンジュール! 」

2016.08.08.

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フランスのお隣の国はスイスより、連載を始めさせていただくことになった小島瑞生と申します。

スイス西部フランス語圏にあるフリブール(Fribourg)という町に暮らして約7年になります。それまでは10年ほど英国の隣りにある、アイルランドという国に暮らしていたのですが、夫の転職により、突然スイスへ引っ越しをすることに。

スイスは九州ほどしかない小さな国ですが、イタリアフランスドイツという大国に囲まれており、言語・文化も3種類(厳密に言えば4種類)あります。スイス政府観光局(Suisse Tourisme)によれば、スイスで一番話されている言語はドイツ語/スイスドイツ語の63.5%フランス語は2番目に話されている言語ですが、22.5%。その後にイタリア語の8.1%ロマンシュ語0.5%と続きます。

さて、そんなスイスでの生活で待っていた新たな試練――そうです、スイスでの生活拠点となる町は仏語圏、それなのに二人ともフランス語はさっぱり!

移住前、知人や元同僚たちから「スイスは英語がよく通じるから大丈夫!」だと聞かされていたのですが、ふたを開けてみれば英語がよく通じるのはドイツ語圏チューリヒ(Zurich)、そしてフランスとの国境に近い街ジュネーブ(Genève)といった都市部の話で、私の住む町では英語はイマイチ通じないよう。

お役所で書類のやり取り等を行い、早く滞在・労働許可証を発行してもらわなければ違法滞在扱いをされてしまうので、必死でインターネットの翻訳サイトに頼り、ゼロの仏語力で町役場をしつこく訪ねたりして、スイス生活をスタートさせたのでした。

こうして語学学校へ通い、その後スイスの現地企業で勤めることとなったのですが、勤務先があるのはなんとドイツ語圏!フランス語どころか、ドイツ語とスイスドイツ語(ドイツ人にはほとんど通じないスイスの言語)も学ぶ羽目となりました。

そんな言語の3重苦を背負いながら、3年前から地元の音楽院でグランドハープも習い始め、毎日カオス状態です(笑)。タイトルの「グリュッツイ」はスイスドイツ語でSalut!(やあ!)の意味があり、毎日ドイツ語圏とフランス語圏を行き来する、私の毎日の生活を表しています。

ちょっぴりユニークかつ複雑な(?)、スイスでの様々なお話をお届けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

小島瑞生
執筆 小島瑞生

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