ライターのAmyです。現在はドイツの大学院にて、研究員として働いています。現在、活動の場所はドイツですが、最初の海外との深い関わりはドイツではなく、フランスでした。フランス語学習からフランスへの留学という道をたどり、学習歴は10年を越えました。
私は小学校高学年の頃、飛行機の客室乗務員(スチュワーデス)になりたいと考えていました。働きたいと思った航空会社の必須言語が英語とフランス語でしたので、そこからまずは身近な英語、そしてフランス語の勉強を始めました。現在、客室乗務員と全く異なる分野で活動していますが、今思うと、この小さい頃の夢が、フランス語学習に駆り立てるきっかけだったと思います。
私の最初の外国語との接触は英語でしたが、本当の意味で世界を広げてくれたのはフランス語でした。英語は世界共通語という意味で広まっていて、日常生活でも、特にアメリカの商品/文化というのは遠くない存在です。ただ、フランス/フランス語は料理、ファッションブランドというイメージはあっても、どのような国や言語であるのか、当時小学生だった私にとってはまだまだ未知でした。
フランス語を学んだことで、フランスへ留学をすることができ、現地の生活を通して、フランスはパリだけでなく色々な地方文化や人がいることに気づかされました。また、経済的、社会的、文化的に交流の深いヨーロッパを知ることもできました。フランス語学習というステップが入り口となり、正に私の世界を広げてくれたのがフランス語でした。
自身の経験を通して強く言えることですが、きっかけというのは時に色々な役割を果たしてくれます。この連載を通じ、フランス語学習に役立ててほしいのはもちろんですが、読者の皆様がフランス、フランス語という世界へ深く入るきっかけや後押しになれば、書き手としても、これ以上の喜びはありません。そのような意味で、フランス語学習への様々な入り口、を「窓」に例えて、「フランス語への窓」にしました。
この連載第一の目標は楽しんでもらうこと、なので、気軽に読んでもらえれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。
執筆:Amy