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どちらがいい?フランスと日本「出産・産後」事情

2017.03.17.

Makinne_apresaccouchement

今回はみなさんに一冊の本を紹介します。

 

「フランス人ママ記者、東京で子育てする」

筆者は日本在住のフランス人で、AFP通信東京特派員の西村・プペ・カリンさん。日本人と結婚して東京で子を産み育てています。

フランス人から見た日本での出産から子育てやフランスとの比較など、新聞記者らしく数字も交えてそれぞれの利点・欠点を記されており、とても興味深い内容です。

わたしはまだ出産経験はありませんが、フィトテラピー(植物療法)の勉強をするなかで「産後ケア」の存在を知りました。出産後、女性の身体にはいろいろな変化や不調が起こります。それらは産後うつなどのトラブルや、さらにエスカレートして虐待や夫婦の不和に繋がる可能性をはらんでいます。

その「産後」期の肉体的・精神的なケアがまだ日本には少ない現状を知り、いろいろなことを調べる中で手に取った本の一つがこれなのです。

 

「フランスで出産してよかった」

フランスでつい最近出産した日本人の友人に、出産や育児について色々な話を聞かせてもらいました。Patient and doctor

 

費用はすべて無料

それによると、フランスでは出産にかかる費用はすべて国が負担してくれるため実質無料。例えば、無痛出産は日本ではかなりの費用がかかるため選択できる人は限られますが、フランスではそれも無料。

羊水検査も日本においてはまだ「特別なもの」という位置付けですが、フランスではそれも当たり前のように無料。これは、イギリスで出産を経験した友人も無料だったと言っていました。そして、どちらかと言えば皆抵抗なく検査を行うとも。

フランスで出産した友人によれば、産後、退院した後も定期的に助産師さんが訪問してくれ、母乳指導などを行ってくれたそうです。異国の地で出産した彼女もとても安心できて、「フランスで出産してよかった」と言っていました。

育児休暇も当たり前

new born baby

それに、パートナーも育児休暇を当たり前のように取得できるのが、日本社会から見るととても羨ましいなと思いました。

 

「日本で出産してよかった」

しかし、そんな話を聞いた後で読んだこちらの本の中では、筆者は「日本での出産を選択してよかった」と語っています。

確かにフランスの病院はすべて無料だけれど、日本の病院のようなきめ細やかな対応には欠けるとのことです。フランスにも日本にもそれぞれ長所と短所がありますが、概ね日本での出産には満足だったというのです。

これはとてもおもしろい現象だと思いました。フランスにも日本にも色々な考えの人がいて、一括りに「フランス人だから、日本人だから」というのは当てはまらないのです。

なにごとにも長所と短所があります。そしてなにを選ぶかはその人次第。お国柄は確かに存在するけれど、それがすべてではないんですよね。

興味深い本です

少子化対策に躍起になっている日本政府が、フランス政府の成し遂げたものをお手本にしているのは有名な話ですが、ただ真似をすればいいものではない、ということもこの本の中には書かれています。フランス人記者の鋭い目線で綴られた本書、ぜひ手に取ってみてください。
執筆 Makinne
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