フランス語が聞きとれる「耳」のつくり方

2016.12.15

ecouter

10歳ぐらいまでの子供の耳はとても優れているそうです。この時期までにフランス語をたくさん耳にいれておくと、日本語にはないフランス語の音をきちんと認識できるようになると言われています。なんで小さいうちにフランス語を聞いておかなかったのだろう…と思ってしまうのは私だけでしょうか。

残念ながら10歳以上の方は「フランス語を聞き流すだけで、いつのまにかペラペラに!」というわけにはいきません。それなら大人は大人のやり方で「聞く力」を上達させていきましょう。

 

理解して聞く

子供も大人も「とにかくたくさん聞く」というのが基本ですが、大人は「何を言っているのか理解しながら聞く練習」をすることで、力がついてきます。フランス語の学習を始めて間もないなら、なるべく短い文章から始めてみましょう。会話形式のものでもかまいません。

まずはテキストを見ないで数回聞いてみます。なんとなく分かっても、まったく分からなくても、フランス語の音とリズムを感じとれれば問題ありません。

そしてここからが大人方式。
1)テキストを開いて文章を目で確認していきます。知らない単語があるなら調べ、文の意味をきちんと理解します。
2)次に、目で文章を追いながら、耳でフランス語を聞いていきましょう。きちんと音が認識できるようになるまで繰り返すことが大切です。
3)最後はテキストを閉じ、耳に集中してみてください。ちゃんと聞こえて理解できるようになっているはずです。

時間はかかりますが、こうして少しずつ「聞いて理解できる文」を増やしていきます。そうすると「聞き流し」も、意味のある学習法になるのです。知っているフランス語を何度も何度も繰り返し聞くことで、フランス語をフランス語のまま理解できるようになっていきます。

 

子供向けアニメの活用

集中して聞く練習ばかりしていると疲れますし、だんだん飽きてくるのも事実です。そういうときには休憩がてら、フランス語のアニメでも見てみるのはどうでしょう。

フランスの子供たちが大好きなチャンネルは France 5。ZOUZOUという番組内で、色々なアニメが放映されています。中でも我が家の子供たちのお気に入りは「Peppa Pig」。イギリスで製作されている英語アニメのフランス語版です。使われている言葉や文が簡単で、話す速さもゆっくり。1話あたり5分程度と短く、アニメなので分かりやすいところも魅力です。

私も子供と一緒に見ていましたが、今まで学んできた単語や表現が聞き取れたときの喜びといったら!ほのぼのとしたストーリーもおすすめです。France 5 の公式HPからビデオも見れますので、一度ご覧になってみてください。

 

毎日フランス語を耳に

聞く力はすぐに身につくものではありません。毎日数分でもいいので、聞き続けることが大切です。それでも、忙しかったり、余裕がなかったりすることもあるでしょう。そういうときは「聞いて意味がきちんと分かるもの」を聞き流すだけでもいいのです。そして時間とやる気があるときには「集中して聞く練習」をしてみてください。

聞く力がのびると、フランス語でのコミュニケーションが楽しくなります。フランス語が聞き取れるように「耳」を鍛えていきましょう。

 

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執筆 SAWA

 

 

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