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5月17日よりラマダン始まる イスラム教評議会が発表 期間中はテロに注意も

2018.05.16.

Muslims praying together at Holy mosque

フランスにおけるイスラム教のラマダン月が、明日17日(木)から一か月間行われると、フランスのイスラム教評議会(le Conseil français du culte musulman、CFCM)によって発表されました。

 

ラマダンとは

ラマダンは、イスラム歴(ヒジュラ歴)と呼ばれる月の動きを基にした暦法第9月に、約一か月間、日の出から日の入りまでの間、飲食を断つことで、空腹や自己犠牲を経験して、飢えた人や貧しい人への共感、そして平等や連帯感を重視する期間のことをいいます。

この間、断食をするだけでなく、口論や争い事も避けられ、更に喫煙や性交といった欲を断つことで、自らを浄化してイスラム教への信仰心を高めます。

世界的には今年は5月15日~6月14日

イスラム歴を基にしているため、現在の私たちが使っている太陽暦の一種、グレゴリオ暦とは毎年11日前後のずれが生まれるため、ラマダンの実施期間はその年によって変わります。

世界的には2018年のラマダンは5月15日~6月14日ですが、国によっては1日~2日程度実施期間が前後することがあります。

断食をするのは日の出から日の入りまで

ラマダン期間中、一切の飲食を断つわけではなく、日の出から日の入りまでの間のみ断食を行います。厳格なイスラム教徒の場合、断食の間は唾を飲み込むことも許されない一方、旅行者、乳幼児、妊産婦、病人など、正当な理由があれば免除されるなど、適用には幅があります。

フランス全土ではおよそ500万人

イスラム教評議会のアハメット・オグラス(Ahmet Ogras)議長がパリ5区にあるグランド・モスケ・ドゥ・パリ(Grande Mosquée de Paris)でラマダン期間を発表しました。フランス全土では、およそ500万人のイスラム教徒がラマダンの間断食を行うとみられています。

 

ラマダン期間中はテロに注意

ラマダン期間は相手を思いやり、共感、連帯感を高めることが目的ですが、イスラム教にとって非常に重要な意味を持つラマダン期間中は、イスラム過激派や原理主義者などによる暴力行為やテロ行為が起こることが予想されます。

また、IS(イスラム国)によるテロが相次いでいることから、ラマダン期間中は自身の身の安全の確保に努めてください。

 

マクロン大統領 ラマダン後にイスラム教改革案発表か

エマニュエル・マクロン(Emanuel Macron)大統領は、就任当初からフランスにおけるイスラム教のあり方について改革を進めるため、有識者から意見を集めていました。

今回、マクロン大統領が発表した改革案は、イスラム代表組織の改革、モスク(礼拝堂)の資金調達、メッカ巡礼やハラール(豚肉を使用しない、食品製造工程の作法など)への課題、イマムとよばれる宗教指導者達の教育など、多岐にわたります。

特に、モスクの資金に関しては出所が不明であるとし、資金調達の見直し、透明化を図りたい考えです。

また、500万人に上るイスラム教徒を抱えるフランスでは、ハラル市場はおよそ50億ユーロ(日本円でおよそ6600億円)に上るとみられ、この大きな市場をどのように活用することができるか、今後の発表が待たれます。

改革案の具体的な内容の発表は、ラマダンがあけた6月下旬になるとみられています。

執筆:Daisuke

 

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