モンパルナス周辺の再開発 決め手は「1970年代のトラウマ」を繰り返さないこと

2018.03.12

現地の報道は、2019年から予定されているモンパルナス界隈の再開発プロジェクトについて、アンヌ=イダルゴ(Anne Hidalgo)パリ市長が、高層ビルを追加するのではなく、より市民の生活に寄り添った再開発をする考えである、と報じました。

1960年代以降、パリの再開発の象徴としてモンパルナス駅周辺が大規模に開発され、1972年にはモンパルナスタワーが完成しました。しかし、パリの景観にまったく溶け込まない外観のモンパルナスタワーや、徒歩移動があまりに不便であることから、パリ市民からは「醜悪な建物」などと揶揄され、パリの「都市化」計画の失敗事例として語られています。

イダルゴ市長は、現在のタワーの隣に2本、3本と新しい高層ビルを追加で建設するのではなく、ソフト面での解決策を探るべきだと述べています。

今月中にも協議が行われ、工事は2019年に始まる予定です。2024年のパリオリンピックの際には一度中断され、オリンピック・パラリンピック終了後に再開される計画です。

モンパルナス駅がどのように変わっていくのか、今後が楽しみです。

執筆:Daisuke

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