電車やバスの中に手荷物を忘れて冷や汗をかいた経験をお持ちですか? 日本とは異なりフランスで公共交通機関に荷物を置き忘れた場合、大抵の場合は手元に返ってこないのが現実です。
私はリュックサックをトラムウェイに置き忘れ、とても焦った経験があります。その時は落とし物サービスに携帯から連絡をし、警察で紛失届の手続きをしました。いつも気をつけているから絶対に荷物を置き忘れたりしない!と思っていたのですが…。
今回は、フランスの公共交通機関に荷物を忘れた時の対処法をご紹介します。
フランス国鉄SNCFで荷物を忘れた場合
各駅には「落とし物受付サービス」が存在します。受付は3635または0 892 35 35 35から。電話が繋がった後、自動音声に従い「Gare」と発音します。その次に駅名をアルファベットで一字づつ発音し、電話ボタンの「2」を押します。
またウェブサイト上からもアクセス可能です。こちらのサイト(https://www.sncf.com/fr)上で一番上の左側にある「Vous êtes: client」 をクリックし「Les objets trouvés」 を選びます。「J’ai perdu quelque chose」 をクリックすると個人アカウントを作成するぺージが出るので、必須情報を入力することでSNCFに紛失届けを送信することができます。
その後確認メールが届きますが、一か月以内に荷物発見の連絡がない場合、見つからなかったということになります。
パリのメトロ・バスで忘れた場合
24時間以内に駅の窓口または乗っていたメトロ/バスの最終駅の窓口に行き、係員に事情を説明しましょう。お客様サービス番号3246(0.80€/分)からでも連絡することができます。
その後5日以内に 遺失物取扱所(Bureau des objets trouvés de la Préfecture de Police)に連絡、または直接行ってみましょう。ここではパリ市内で発見された遺失物が保管されています。
Bureau des objets trouvés de la Préfecture de Police
住所: 36 rue des morillons 75015 Paris.
電話番号: 0 821 00 25 25 (0,12€/分)
受付: 月~木 8h30~17h00. 金 8h30~16h30.
素早い対応を
上記の通り、荷物を置き忘れた場合にできることは限られていますが、真っ先に電話をするか、または駅の係員に直接事情を伝えることをお勧めします。
執筆 Mari