アムールには香りがある(2)独占取材!愛を語る香水JUL ET MADの魅力

2017.06.22

TERRASSE_Logo_30x40前回の記事に続き、愛を香りで語るラグジュアリーメゾンJUL ET MAD Paris (ジュル エ マッド パリ)をご紹介します。今回は創業者のMadalina(マダリナ)さんに直接取材をし、香りにまつわる素敵なお話や香水の創作秘話などを伺いました。

 

Q1:香水への情熱の原点は何ですか?

クラシックコレクション ジュルエマッド筆者: 「才能溢れるマダリナさんはニューヨーク時代からコスメティック・フレグランスの世界で活躍してきましたが、香水への情熱の原点とは何だったのでしょうか?」

マダリナ: 「香水は人生に欠かすことができないものです。フレグランスである以前に『香り』というものは個々人と人格を表しています。ある場所で、本人が現れる前に風に運ばれてきた香りで誰なのか分かってしまうのが、その良い例でしょう?」

 

Q2:香りに興味を持ったきっかけは?

パルファン ジュルエマッドマダリナ: 「幼い頃から香水に興味はありました。特に曾祖母がつけていた香水が大好きでした。1940年代に薬剤師にオーダーメイドで調香してもらったという香りは本当に女性らしく魅惑的でした。」

筆者: 「家族がつける香りは親しみのある肌の匂いと愛情が加わり、より素敵に感じます。」

マダリナ: 「私が初めてつけた香水は曾祖母の香水でした。何か特別な日のときだけ、ほんの一滴だけ使わせてもらえました。この思い出が香水業界への情熱を生んだきっかけだったのです。」

そしてマダリナさんは、とても興味深いお話を付け加えてくれました。

マダリナ: 「実は曾祖母の香水は今でも持っているの。近い将来 JUL ET MAD でこの香りを私達なりに表現できたら、と思っています。」

マダリナさんの思い出の香水が彼女たちの手によって再現される日も近いかもしれませんね。

 

 Q3:香水の創作アイディアのヒントは?

ジュリアンとマダリナマダリナ:JUL ET MAD の香水は私達二人の実際のラブストーリーをヒントに生み出されています。このラブストーリーの香りは才能ある調香師達により再現され、独自性と強い感情を謳うハイクオリティなコレクション Les Classiques (レ クラシック)として世に紹介されたのです。」

筆者: コレクションLes WHITE (レ ホワイト)の誕生のきっかけは?

マダリナ:Les WHITE は、私達の作品を深く愛してくださるお客様の要望に応えて誕生したコレクションなのです。作品の裏にある、本当のカップルの姿を知りたいという声でした。

私達夫婦の世界観や芸術・文化的なことに共通する情熱、そして私達の生き方がヒントになっています。」

 

Q4:尊敬するパフューマーは?

筆者: 仕事において、お手本としている人はいますか?

マダリナ: 「お手本は、特にはいません。香水産業とその素晴らしい歴史全体がお手本と言いましょうか。でも、尊敬する偉大なパフューマーはいます。 François Coty (フランソワ・コティ)、 Edmond Roudnitska (エドモンド・ルドニツカ)、Jacques Guerlain (ジャック・ゲラン)に Jean-Claud Ellena (ジャン=クロード・エレナ)など、香水の世界に大きな影響を与え、香水を高い芸術の域まで引き上げた人達です。」

 

マダリナさんのインタビューを終えて・・・

今回はインタビュー形式で香水に対するマダリナさんの貴重な意見をご紹介しました。最初はパリの一店舗のみでの取り扱いから始まり、今となっては世界中を飛び回っている JUL ET MAD Paris

マダリナさんの自宅には詩や小説などが図書館のように所狭しと並び、旅をした世界の国々の記念品と思われるオブジェがセンス良く飾られていました。

もちろん客人を迎えるための美しい香りつきキャンドルも・・・。実に文化的で教養の高いジュリアンとマダリナ。芸術をテーマにした新作が一般公開される日ももうすぐのようです!(2017年6月現在)

多忙な中インタビューに答えてくれたマダリナさんに感謝をしながら締め括ります。

JUL ET MAD Paris の詳細は公式ページのこちらからどうぞ!

執筆 ふみ
ふみ

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