フランスで話題のKidsグループの魅力をお届け!

2016.09.01

この時期フランスは全国的な猛暑にあえいでいますが、今日はちょっと気分を変えて、音楽の話をしたいと思います。

 

話題のKids United

Group of children silhouettes playing on nature field at sunset

というのも以前から気になっていたフランスの歌手グループが、8月19日に二枚目のアルバムを出したというではありませんか。

それはUNICEFのキャンペーンの一環で、2015年結成されたKids United(キッズ・ユナイテッド)というグループ。当時のメンバー6人の年齢は、8歳から15歳。そう、名前の通り子供のグループなのです。
なーんだ子供タレントか~、と思った人!ブラウザを閉じる前に、ぜひ一曲聴いてみてください。

例えばこれは、2015年11月20日「世界こどもの日」にシングル発売された
「On écrit sur les murs(壁に書く)」です。

壁に何を書くか。それは、好きな人たちの名前、そして未来へのメッセージ。

前向きな歌詞の内容と若い彼らの溌剌とした様子がうまく合い、一時はフランスで売り上げ3位を記録しました。
同日発売された彼らの最初のアルバム 『Un monde meilleur(より良い世界)』はフランス語や英語のカバー曲で構成されていて、どれも個性的な仕上がりとなっています。
最近ここで紹介されていたストロマエの「Papaoutai(パパウテ)」もカバーされています。

Kids United によるPapaoutai

今回発売された二枚目アルバムの題は、『Tout le bonheur du monde(世界の幸せすべて)』
こちらも前向きだったり、メッセージを込めた歌詞のものが多いようです。

 

アルバムの収益の一部はUNICEFに寄付されます。最初のアルバムは、2016年1月には売り上げ一位を記録し、合計40万ユーロがUNICEFに贈られました。新アルバムにも期待したいところです。

勉学との両立が難しいという理由で、一人メンバーが抜けて5人になったKids United。
5人とも文句なしの歌唱力ですが、個人的に脱帽したのは2005年生まれErza(エルザ)の歌声です。ぜひチェックしてみてください。
公式サイトはこちら から。

ちなみにErzaはコソボ出身の両親を持ち、他のメンバーも3人がスリランカや英国、スペインの出身です。マルチカルチャーの色合いが強くなってきたフランスの縮図を見るようで、これも面白いものだなぁ、と思います。

音楽の話に戻ると、新シングル「Destin(運命)」は、フランスの音楽界の重鎮Jean-Jacques Goldman(ジャン・ジャック・ゴールドマン)が書き、Céline Dion(セリーヌ・ディオン)が歌った曲。聴き覚えのある方も多いことでしょう。
Kids United版はこちらでご覧いただけますので、ぜひ聴き比べてみてくださいね。

Kids Unitedによる「Destin」

まとめ

寝苦しい暑さも吹き飛ぶKids Unitedの歌声。いかがでしたか。
たまにはフランスのポップスもいいものです。
フランス語の歌詞が聴き取れるようになればもっと好きになりますよ。


執筆 冠ゆき

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