創業350年サン・ゴバン社のヴァーチャルエキスポ

2015.06.15

ルーブル美術館

みなさんは、パリのルーヴル美術館のピラミッドはきっとご存知でしょう。ヴェルサイユ宮殿の鏡の間をご覧になった方も多いのではないでしょうか。では、その2つと、新幹線E3系電車、ランスの大聖堂にあるシャガール絵のステンドグラス、Kenzo の香水 Flowerとの共通点が何かお分かりでしょうか?実は、どれもガラスを作ったのは、同じ会社なのです。

 

フランスの老舗ガラス工芸製造所

Manufacture des glaces(ガラス工芸製造所)跡

*Manufacture des glaces(ガラス工芸製造所)跡

その名は、フランスの Saint Gobain(サン・ゴバン)社サン・ゴバン社の起こりは、なんと350年前。ルイ14世の命により1665年、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間のガラスを製作するために王立ガラス工芸製造所が建てられたのがその始まりです。

創業350年を迎え、今年、同社は数々のイベントを計画しています。そのうち、今フランスで話題になっているのが、ヴァーチャル・エキスポ。インターネット上でサン・ゴバン社秘蔵の古文書を自在に駆使した展示が見られるのです。

テーマは6つ

1.『サン・ゴバンの6つの世界』では、「世界のサン・ゴバン」「偉大な創造」「物質の加工」「ワーキングワールド」「サン・ゴバンの精神」「広告からマーケティング」の6つのテーマを見ることができます。

2.『発見しましょう(Déccouvrez)』では、サン・ゴバン史上重要な22の日時が時間軸上に紹介されています。

3.『体験しましょう(Revivez)』では、住の年代による移り変わりを、分かりやすく図解。

4.『出会いましょう(Rencontrez)』では、同社の核をなす精神を支えてきた指導者、発明家、エンジニアの紹介。

5.『訪問しましょう(Visitez)』では、1785年時点のサン・ゴバンのアトリエが3Dで蘇ります。

6.『共有しましょう(Partagez)』では、サン・ゴバンと関わりを持った人が、自分の思い出を書き込むことができるようになっています。

私のお薦めは、1の「偉大な創造」と、3の『体験しましょう』。また5の『訪問しましょう』も、今のサン・ゴバンの町と頭の中で比べると面白いものです。

 

あとがき

フランス語のほか、英語、ポルトガル語、スペイン語版もあります。簡単な短文や、ヴィデオは、フランス語学習にも役立ちそうですよ。工業文化に興味がある方はもちろん、歴史好きな方にもお薦めです。

 

執筆:ゆき

執筆:ゆき

 

 

 

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