【フランスワイン巡り】南フランスのワインの特徴とおすすめの飲み方

2017.08.11

ラベンダー南フランスのワイン製造はラングドック・ルーション地方からプロヴァンス地方、およびコルシカ島を含む地域に広がっています。温暖な気候のもとで造られるさまざまなワインの特徴やオススメをご紹介します!

 

ラングドック・ルーションのワインの特徴は?

Saint-émilion (サンテミリオン)やシャブリ (Chablis)のようにAOC名(注1)だけがポンと記されたフランスワインは気高さを感じさせてくれます。そんな中、ラングドック・ルーションでは誰もが親しみやすいよう、ヴァラエタルワインVarietal wine(英)ラベルにブドウ品種が記されたワイン)が広く造られています。

やはり、ブドウ品種が記されていると味のイメージがしやすくなりますよね。ブドウ栽培に適した暑く乾燥した気候から、近年では有機栽培農法のブドウで造られるワインも広がっています。

乾燥した土地は病害虫が発生しにくく、農薬散布を減らせるという好条件もあるようです。

(注1)Appellation d’Origine Contrôlée (アペラスィオン・ドリジヌ・コントロレ)の略称で、原産地呼称のこと。

オススメのブドウ品種

以下は、ラングドック・ルーションのワインの中でも試していただきたいオススメのブドウ品種です。

【白ワイン】

  • シャルドネ( Chardonnay
  • ソーヴィニヨン ブラン( Sauvignon Blanc 

【赤ワイン】

  • カベルネ ソーヴィニヨン( Cabernet Sauvignon 
  • メルロー ( Merlot 
  • シラー ( Syrah 

いずれも、ワイン好きの方にはおなじみの世界中で造られているブドウ品種ですが、あらためて飲んでみるのも面白いです。
好みのブドウがわかれば、ワインの好みもわかるようになるかもしれませんよ!なんと1,000円台から販売されている種類もあって手に入りやすいです。ぜひ試してみてくださいね!

ラングドック・ルーションのワインおすすめの飲み方

おすすめの飲み方は、ブドウ品種別の味比べをすることです。できれば、同じ日に複数の品種を飲み比べると特徴がわかりやすいです。ラングドック・ルーションではヴァラエタルワインが多く造られているので、この際それぞれのブドウ品種の特徴を学んでみるのもいいでしょう。

 

プロヴァンスワインのトレンドは?

プロヴァンスロゼここ数年、世界のトレンドになっているワインがあります。(ワインにも流行があるんですよ!)それはロゼワインです。赤ワインと白ワインの長所を足したような味わいで、合わせるお料理の選択肢が広がります

フランスのプロヴァンス地方ではロゼワインの生産量が最も多く、AOC全体の38%輸出されています。主要な輸出先であるアメリカ合衆国では2012年から2013年の間にプロヴァンスロゼワインの輸出量が40%も増加しているほどです。(プロヴァンスワイン委員会ウェブサイトより)

 

コルシカ島で注目の白ワイン

コルスワインニースの南東に位置するコルシカ島は、イタリアのサルデーニャ島のすぐ近くにあり、文化的にもイタリアの影響が強く出ています。ワインの生産量の半分は地元で消費されますが、地元民だけではなくリゾート観光で訪れた人々をも魅了しています。

注目のワインはヴェルメンティーノ(Vermentino)種を使用した白ワインです。果実味が豊かで厚みがありつつも繊細な酸を持ち和食にもお勧めですよ。

 

最後に

避暑地を思い浮かべながらロゼワインを傾けるもよし、品種別ワインで味比べをするもよし・・・。南フランスのワインはヴァラエティ豊かです。ぜひ試してみてくださいね。

執筆 Eriko
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