【フランスワイン巡り】ローヌワインの魅力と手頃なおすすめ銘柄3選

2017.07.20

ローヌ川コート デュ ローヌ地方のワインは、南フランスのローヌ川流域の南北200kmで造られています。ここはボルドー地方に次ぐフランス第二の規模を誇る生産地域となり、濃厚でプライスヴァリューのあるワインが数多く生産されます。今回はローヌワインの特徴やおすすめ銘柄をご紹介します。

 

ローヌで造られるワインの特徴は?

ワインローヌローヌで生産されるワインには北部と南部によって違いがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ローヌ北部のワインの特徴

一番の特徴は川沿いに広がる傾斜にある畑です。
機械が進入できないほど急な斜面にあるブドウ畑は太陽の光をたっぷりと浴び、人の手による丁寧なブドウ栽培がされています。

■主要ブドウ品種

  • 白: ヴィオニエ
  • 赤 : シラー

ヴィオニエは芳香性に富み、しっかりとした骨格をもつワインに仕上がります。シラーといえばオーストラリアの非常に濃い赤ワインを思い浮かべる方もいるでしょうね。しかし、ローヌ地方のワインは濃厚なだけではなくエレガントな酸味も魅力的に仕上がっています。

 ローヌ地方南部のワインの特徴

北部とは異なり丘陵地帯が続き、大小の石がごろごろ転がる土地こそが濃厚なワインを生む秘訣となっています。なぜなら太陽の光をたっぷりと受けた石が、夜になるとその熱を土壌に放出することでブドウがしっかりと熟すことができるのです。

■主要ブドウ品種

  • 白: ルーサンヌ、マルサンヌ
  • 赤: グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル

ローヌ南部の一番の特徴は、複数のブドウをブレンドすることにあります。土壌が多様なためブドウ品種もバラエティに富んでいます。

 

ローヌワインのおすすめ銘柄3選

白ワインを飲む数あるローヌワインから、ぜひ試していただきたいおすすめの銘柄3つをご紹介します!

1.コート デュ ローヌ ( Côtes du Rhône 

コート デュ ローヌは地域名がそのままワイン名になっています。南部がメインとなり、この地域全体のAOCワインの半分以上を占めています。探すポイントは、ブルゴーニュと同じく有名生産者が手がけているワインです

白、赤、ロゼすべて造られていますが、赤が多く占めています。個人的には豊かで芳醇な味わいが楽しめる白がおすすめです。

※AOC・・・産地の個性を守る法規制

2.クローズ エルミタージュCrozes-Hermitage

エルミタージュというローヌを代表する銘柄がありますが、”クローズ エルミタージュ” はその周辺で造られており白と赤があります。エルミタージュに比べると手頃価格ですが高品質のワインに出会うことができます。

3.タヴェル( Tavel

ロゼのみが造られている銘柄です。色合いは大変濃く、赤ワインと間違えてしまうようなしっかりとした味わいです。白ワインと赤ワインの個性を持ち合わせ、その名前から「食べる」ワイン=食事にぴったりのワインといった表現がされるほどです。
※「タヴェル」は、フランス南部、タヴェル・ロゼの産地である小さな村の名前です。

 

最後に

ローヌはボルドーやブルゴーニュの影に隠れてしまう産地ですが、高品質で多様なワインが多く造られています。手頃で濃いワインが飲みたい!」という方にはぜひおすすめです。

執筆 Eriko
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